英語の呼吸(英文法)

英語の呼吸「弐ノ型(第2文型)」

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英語の呼吸、弐ノ型(第2文型)です。

壱ノ型(第1文型)はとてもシンプルでしたが、弐ノ型以降は、壱ノ型を基本としつつ、少しずつ変わっていきますので、その「変化」をしっかりと理解しておくのがポイントになります。

善逸のように「壱ノ型」だけで生きていくことも可能ですが、弐ノ型以降もマスターすれば、「英文和訳」がとても早くなりますから、ぜひぜひ挑戦してみてくださいね。

 

壱ノ型との違い

壱ノ型のおさらいです。

ポイント

壱ノ型(第1文型)
➡S(主語)+V(動詞)

主語の次に動詞が来る*、それが英語の基本だとお話ししましたね。
(*ただし、修飾語はのぞく)

弐ノ型(第2文型)は、この後ろに、「補語(Complement)」をつけます。

ポイント

弐ノ型(第2文型)
➡S(主語)+V(動詞)+C(補語)

壱ノ型に「C(補語)」をつけただけですね。

見た目、とても簡単です。

でも、なんでもかんでも、後ろにつければ良いというわけではありません。

なぜなら、参ノ型(第3文型)も、同じく「S+V」から始まり、その後ろに「O」をつけて、

ポイント

参ノ型(第3文型)
➡S(主語)+V(動詞)+O(目的語)

となるからです。

 

また、壱ノ型(第1文型)も、「S+V」のあとに、「+M(修飾語)」をつけることはあります。

修飾語については後で詳しく述べますが、何を後ろにつけるか、というのが大事です。

なぜなら、それだけで、文の意味がまるっと変わってしまうからですね。

 

水の呼吸だって、「弐ノ型・水車」と、「参ノ型・流流舞い」は、まったく違う技ですよね?

ですから、後ろにつく物が何であるかを理解していくことが大切です。

 

弐ノ型(第2文型)の意味を決める「C」

では、本題です。「補語(C)」とはなんでしょう?

日本語にも「補語」という用語はあります・・・が、ここではそれを気にしなくていいです。

英語における「補語」ですが、「補」という言葉がついているとおり、補(おぎな)う言葉です。

 

なにを?

 

そこがポイントです。

この「補語」が補っているのは、「主語(S)」なんです

つまり、「主語(S)」の説明を追加している、ということなんですね!

そこで「あれ?」と気づいた人もいるかもしれませんが、説明するって「修飾語(英語だとM=Modifier)」じゃね?

・・・と思った方もおられるかもしれまん。この辺、ややこしく思う方も多いです。

 

ですから、まずは弐ノ型(第二文型)「S+V+C」の典型例から理解してもらいましょう。

I am Sakonji Urokodaki

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.1

こちらは鱗滝さんと炭治郎が自己紹介をしているシーンですね。

鱗滝さん

I am Sakonji Urokodaki.(儂は鱗滝左近次だ)

炭治郎

I'm Tanjiro Kamado.(竈門炭治郎といいます)
My sister is Nezuko.(妹は禰豆子で…)

この三つの文は、いずれも「弐ノ型(第2文型)」です。

それぞれ割り当ててみるとわかりやすいです。

第二文型のあてはめ

I(S)+am(V)+Sakonji Urokodaki(C).
I(S)+am(V)+Tanjiro Kamado(C).
My sister(S)+is(V)+Nezuko(C).

「I=鱗滝左近次」だし、「I=竈門炭治郎」だし、「My sister=禰豆子」ですね?

つまり、この、「S」と「V」と「C」の関係は「S=C」になり、日本語的に考えると「SがCでV」になります

なお、この場合、「V」である「be動詞」は「~です、~である」という意味ですから、

ポイント

第二文型
S(主語)+V(動詞)+C(補語)=SがCでV

例文:
I(S) am(V) Sakonji Urokodaki.(C)
➡儂が(S) 鱗滝左近次(C) だ(V)

と訳せるわけですね。

 

たとえばこれらの文が壱ノ型(第一文型S+V)だけだったらどうなりますか?

「I am.」は、意味としては、「私です(儂だ)」になります。
「My sister is.」も同じく、「自分の妹です」になります。

これは、返事としてはよくても、自己紹介として適切ではありませんよね?

だから、この場合は、自己紹介に足りない「名前」の説明を補っているんですね。

これが「補語」の代表的な使い方です。

 

どんなものが「補語(C)」になる?

補語は何も「名前」に限ったことではなく、主語を説明するものであればなんでもOKです。

I am a trainer.

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.1

鱗滝さん

I am a trainer.(儂は育手だ)

この文は、「a trainer=トレーナー=育手」が、補語(C)になっています。

こういった「職業」なんかも、主語を説明する「補語」の代表例ですね。

これは主語が人じゃなくてもOKです。

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.1

冨岡さん

Killing demons is my job.(俺の仕事は鬼を斬ることだ)

「killing demons(鬼を殺すこと)」=「my job(俺の仕事)」というわけですね。

 

「名前」や「職業」は、品詞でいくと「名詞」に分類されますが、「補語」は他にも「形容詞」を使うこともできます。

たとえばこちらのシーン、

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.7

カナエさん

Kanao is cute!(カナヲは可愛いもの)

ここでも、「cute(可愛い)」という形容詞を使って、

「Kanao=cute」が成り立っていますよね?

 

ですから、

ポイント

「補語(C)」には「名詞」か「形容詞」が来る

ということをおぼえておくとよいです。

ちなみに、実際の英文は、上記のように「主語+動詞+補語」の三語だけで構成されているわけではなく、「助動詞(canやwillなど)」「副詞(veryやneverなど)」「前置詞(toやwithなど)」がついていることも多いので、パッと見「弐ノ型(第2文型)」に見えない文もたくさんあります。

当然、疑問文になったり否定文にもなったりしますが、それも「助動詞Canがついているから」「副詞not」がついているから」という風に理解しておけば、疑問や否定文でも同じことだということがわかると思います(命令文は「主語」を省略するので注意)。

これはどの文型も同じです。

 

弐ノ型(第2文型)に使われることの多い動詞

「弐ノ型(第2文型)で」使う動詞は、be動詞が圧倒的に多いです

理由としては、「主語(S)」=「補語(C)」が成り立つという時、「=」の働きをする典型的な動詞が、be動詞だからです。

これは日本語の感覚ではなかなか理解できないので、be動詞の一つの性格として理解しておくしかありません。

ポイント

be動詞は、「=」の働きをすることがある
例:The sun is big.➡The sun=big

 

もちろん、弐ノ型(第2文型)に使う動詞は、be動詞以外に一般動詞も使えます。

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.3

炭治郎

My katana feels heavy!(刀が重い!!)

「My katana=heavy(重い)」の関係を「feel(感じられる)」わけですね。

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.4

伊之助

She looks weak...(弱っちそうだな…)

「She=weak(弱い)」の関係に「look(見える)」わけですね。

(※両方とも動詞の最後に「s」がついていますが、それは「三単現」というものですが、ここでは説明を割愛します)

 

このように、「feel」「look」も、「弐ノ型(第2文型)」でよく使われる一般動詞ですね。

「弐ノ型」は、「S=C」という関係が成り立つため、「SがC」という状態を表す動詞を使う特徴があります

「be動詞」なら、まさに「S」が「C」ということを表す「イコール」の役割、
「feel(感じる)」なら、「S」が「C」と感じる気持ちを表す役割、
「look(見える)」なら、「S」が「C」に見える気持ちを表す役割

・・・といったように、感覚的な動詞を使うことが多く、他にも「sound=聞こえる」「smell=匂う」「taste=味がする」といった、五感にまつわる動詞を使った表現も少なくありません。

他にも「get=なる」「stay=そのままでいる」「seem=思える」など、色々あります。

 

ただ現実問題として、これらの動詞を使ったから即「弐ノ型(第2文型)」だ!・・・とは言い切れません。

なぜなら、一般動詞には2種類の訳し方があるからです。

 

「自動詞」と「他動詞」

一般動詞」には、それだけで意味が説明できる「自動詞」と、他にも何か(目的語)つけないと説明できない「他動詞」があります。

ちなみに日本語もそうですが、我々日本人はそれを無意識で使い分けています。

たとえば、「扉が閉まる」「扉を閉める」という文は、それぞれ「自動詞」「他動詞」です。

ポイント

「扉が閉まる」…扉自身が(主語)+閉まる(自動詞)
「扉を閉める」…誰かが(主語)+扉を(目的語)+閉める(他動詞)

このように、他動詞を使う時は必ず「目的語」がなければならず、これは日本語でも英語でも同じです。

なので、上記の文は、日本語的にはとても似ていますが、英語では、

ポイント

「扉が閉まる」➡The door closes.(第1文型)
「扉を閉める」➡I close the door.(第3文型)

というように、まったく違う並びの文になり、文型も異なります

ややこしいですね。

逆の立場で言うと、英語圏で育った英語ネイティブの人からすると、日本語の方がややこしいとも言えますし、実際、日本に来た外国人の言葉遣いで「なんか日本語ヘンだな?」というのは、この「自動詞」と「他動詞」の使い方に慣れていないところから来ていることも多いです。

 

なお、この「閉まる(自動詞)」と「閉める(他動詞)」は、日本語の辞書(国語辞典)では、別々の言葉として登録されています。

しかし、英語の辞書(和英辞典、英英辞典)では、スペルが同じなので、当然のことながら自動詞も他動詞も「同じ単語」として登録されており、意味の中で「自動詞」と「他動詞」があることになっています。

一般動詞の意味を辞書で調べるとき「自」「他」もしくは「自動」「他動」というマークがついているのを見たことがありませんか?

あれは、「自動詞」と「他動詞」で意味や使い方が違うから、別々に載せるね、というマークなのです。

 

たとえば上記の「閉める」「閉まる」に該当する「close」は、

はてな

close(ウィズダム英和辞典より)
〔自〕閉まる、閉じる、終わる、終了する、縮まる
〔他〕…を閉める、…を閉じる、…を打ち切る、…を縮める

というような感じで、似てるけど訳がちょこっと違う、という風に載っています(訳が全然違う動詞もあります)。

 

実は、英語の「型(文型)」を学ぶ必要がある大きな理由はここにあります

他動詞のところを見て下さい。「…を」という言葉がついていますよね?

「…」に入るのは、参ノ型(第三文型)などに使われる「目的語」なんです。

 

だから、他動詞は必ず目的語を必要とします(これを「目的語をとる」と言います)。

これって、英語学習において、かなり大事なポイントです。

なぜなら、「目的語」をとるのは、「参ノ型(第3文型)」「肆ノ型(第4文型)」「伍ノ型(第5文型)」の3つだけで、「壱ノ型(第1文型)」と「弐ノ型(第2文型)」は、目的語をとらないからです。

つまり、一般動詞のルールをまとめると、

ポイント

「壱ノ型(第1文型)」と「弐ノ型(第2文型)」なら「be動詞」か「自動詞」
「参ノ型(第3文型)」以降なら「他動詞」

ということが決まっているんですね。

 

ですから、文型がわかっていると、辞書で意味を調べるときに間違わずに済み、辞書で調べる時間も大幅に短縮される、というわけです。

この、自動詞と他動詞の違いと「目的語」については、次の「参ノ型(第3文型)」の時に詳しく取り上げていきますね。

 

「補語」と「修飾語」との違いは?

最初に言ったように、英語は「文型」だけの文ばかりではなく、「助動詞」「副詞」「前置詞」など色んな物がくっついた文になることもあります。

ですから、「壱ノ型(第1文型)」が「S+V」だからといって、その後に何もつかないとは限りません。

 

だからといって、「補語(C)」や「目的語(O)」がついたら、文型そのものが変わってしまいますから、つくものは限られます。

ですから、「壱ノ型(第1文型)」で、後ろにつくのは「修飾語(M)」になると決まっています。

なので、正確には「S+V(+M)」ということになります。

修飾語がつく場合もあれば、つかない場合もある、ということですね。

 

では、弐ノ型(第2文型)の「補語(C)」と「修飾語(M)」はいったい何がちがうのか?という話です。

「修飾語」は日本語の修飾語と同じく、飾る品詞です。

「飾る」という言い方だとわかりにくいと思うのですが、ようは、アクセサリーです。

あった方がいいけど、あってもなくても文は成立するし、他の品詞の力を借りなくても飾れるというものですから、どの文型にも使うことができます。

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.1

炭治郎

A strange smell from the ground!(土から変な匂いがする!!)

こちらは、「A strange(S) smell(V)=変な匂いがする」に、「from the ground」という、前置詞「from」から始まる修飾語がついています。

「S+V」の「壱ノ型(第1文型)」で、修飾語がなくても文が成立していますよね?

これが、修飾語の特徴です。

修飾語の代表格は、「happy(幸せな)」や「black(黒い)」のような形容詞、「very(とても)」や「usually(いつも)」のような副詞、「in+名詞」や「on+名詞」のような前置詞を使った前置詞句がありますが、名詞に限らず動詞も修飾したりします。

でも、明らかに「これがなくても文は成立する」というものは修飾語、と考えて問題ないです。

それがわかれば、修飾語の訳し方もわかってくると思いますよ。

 

かたや、「補語(C)」はどうでしょうか。

こちらは「補う」「説明する」と説明しましたが、これは、ないと困る物です。

「I(S) am(V) Sakonji Urokodaki(C).」の、Cである名前の部分がなかったら困りますよね?

あくまでも、「補語」は、文の中、つまり主語(名詞)と動詞の関係があってはじめて、名詞の説明ができるというシロモノです。

ですから、修飾語単体で文章を飾れる修飾語とは、似ているようで結構違うんですね。

 

ポイント

修飾語:単体で修飾できる形容詞、副詞、前置詞を使った句
補語:主語と動詞があって初めて主語の説明が出来、「S=C」になる

 

英語の文章は、やたら長いけど、よく見たら修飾語だった、という文もあります。

あれやこれやと細かく説明するとキリがないので、まずは、「主語(S)+動詞(V)」という壱ノ型を基本としながら、その後に続く語が「S=C」となる補語か、そうでないのか、という切り分けをしながら英文を訳していくとよいと思いますよ。

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