おはようございます!
本日2月8日は、
水柱・冨岡義勇さんの誕生日です。
という事で「全集中・英語の呼吸」
今日は、冨岡さんの名言でいきますね。
(ネタバレ注意です!!)
単行本18巻から。
主人公・竈門炭治郎と冨岡義勇は、
無限城の中で対峙した強敵、
上弦の参・猗窩座(あかざ)に苦戦を強いられます。
ですが、
義勇さんが猗窩座を惹きつけている間に、
煉獄戦と今回の戦いで得たヒントを元に
なんとか猗窩座の首を斬ることに成功した炭治郎。
しかし、
鬼は首を斬れば死ぬはずなのに、
首を斬られても戦う事を止めない猗窩座の肉体。
炭治郎は蹴り飛ばされて意識を失い、
とどめを刺そうとする猗窩座の前に立ちはだかり、
必死に防戦するも自身もボロボロのため失神しかけ、ひざまずく義勇さん。
炭治郎、大ピンチです。
そもそも、義勇さんがいなかったら、
炭治郎はこの猗窩座戦で何回殺されたかわからないぐらいですが、
今度こそ絶体絶命!!
・・・と思われた時、猗窩座を止めたのは
「待て…俺はまだ…生きてるぞ!!」
と呼び止めた義勇さん。
そして放ったのがこちら、
「炭治郎を殺したければ まず俺を倒せ…!!」
冨岡義勇生誕祭の本日は、
義勇さんのこのイケメンなセリフを、
『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。
問題
炭治郎を殺したければ まず俺を倒せ…!!
※defeat=倒す
選択肢
①first
②so
③then
④but
目次
答え
正解
炭治郎を殺したければ まず俺を倒せ…!!
①の「first」が正解でした!
解説
If you want to kill Tanjiro... first defeat me!!
炭治郎を殺したければ まず俺を倒せ…!!
二つのパートに分かれている文ですね。
一つ目は、
If you want to kill Tanjiro...
炭治郎を殺したければ
「(もし)~ならば」で有名な「If」を使った文です。
want to kill
=殺したい
なので、
If you want to kill Tanjiro...
=お前が炭治郎を殺したいならば
⇒炭治郎を殺したければ
というわけですね。
日本語の感覚だと「もし~」と言う時は切羽詰まっていませんが、
英語の「If」を使う時はこのように切羽詰まった時もあるので、
「もし」という言葉がなくても、
「~なら」となっている場合は「If」で表せます。
first defeat me!!
まず俺を倒せ…!!
二つ目のパートは、
「第一の」「壱ノ(型)」という意味が思い浮かぶ、
「first」から始まった文ですね。
英単語
[形容詞]最初の、第一の、先頭の、最上の、1等の
[副詞]まず、最初に、第一に、真っ先に
[名詞]最初の人、最初の物、1日目
ただ、
「第一の」という使い方は形容詞で後ろに名詞が来ないといけませんが、
実際には「defeat」という動詞が来ていました。
英単語
[名詞]敗北、負け、打倒、打破、失敗
[動詞]破る、打ち負かす、倒す、くじく
よって、
このシーンの「first」は名詞か副詞になるのですが、
この状況で「名詞」を使った「最初の人」と言うのもおかしな話なので、
副詞という事になりますね。
副詞の「first」は、
First, you have to go straight home, second...
まず第一に、君は真っ直ぐ家に帰らなければならない、二番目に…
というように、接続詞のような感覚で使えます。
となると、
「defeat me」は主語となる名詞がない文になるので、
「命令文」という事になります。
(「me」は目的格⇒目的語になるですね)
まとめると、
first=まず
defeat=倒せ
me=俺を
で、
first defeat me
=俺を倒せ
という意味になるんですね。
今日のまとめ
「If」を使った「仮定法現在」と「命令文」が続いた文でしたね。
基本的な文法を理解すると、こういったカッコイイセリフも英語で理解できるってことですね。
今日の言葉
炭治郎を殺したければ まず俺を倒せ…!!