『鬼滅の刃』名シーンでわかる英文法 鬼滅の名言を英語で!

「心を燃やせ!!!」を英語で?【難易度★★★】英語に「keep」が必要な理由!

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おはようございます!

いよいよ2020年も最後になりました。

どんな年だったでしょうか?

 

鬼滅の話題でいけば、

昨日、レコード大賞にLiSAさんの『炎』が選ばれ、

先日も、『無限列車編』の興行収入が1位になったりと、

鬼滅イヤーとなった2020年。

 

そんなわけでここ、「全集中・英語の呼吸」の2020年最後の投稿は、

やはり煉獄さんのあのセリフしかないでしょうということになりました。

吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第9巻(集英社)

この、「心を燃やせ!!!」

『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。

(ちなみにこのカットは、遊郭編での炭治郎の回想シーンです)

 

問題

Keep your heart(    )!
心を燃やせ!!!

選択肢
①burns
②burning

③burned
④to burn

「燃やす」という動詞「burn」をどういう形にするのがベストなのでしょうか?

 

 

答え

 

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.9

正解

 

②の「burning」が正解でした!

 

 

解説

Keep your heart burning!
心を燃やせ!!!

この文の主語はありません。

 

というか正確には、

「You」というものがあったのですが省略されてしまっているのです。

 

つまり、

動詞「keep」(の原形)から始まる「命令文ということになりますね。

もっと詳しく

keep
[動詞]保つ、~し続ける、持ちつづける、養う

日本語でも「キープする」という風に使う言葉ですね。

 

しかし、

後ろにも動詞「burn」がありますが、これはどうしたらいいでしょうか?

英単語

burn
[動詞]燃える、焦がす、燃やす、焼ける、焦げる

 

英語には、

「一つの文(節)には動詞は一つ」

というルールがあります。

 

そのため、

動詞「keep」があれば、動詞「burn」が、

現在形の「burns」で来ることはありえません
※三単現なのでsがつく

 

つまりこの場合は、動詞を変化させた、

現在分詞の「burning」か
過去分詞の「burned」か
不定詞の「to burn」の

いずれかになりますが、

今回は「burning(バーニング)」が選択されました。

 

それはなぜでしょう?

 

「keep+~ing」

結論から言うと、

「keep+~ing」で「~し続ける/~のままにする」という意味になるからです。

 

今回はその間に「your heart=君の心」が入っていますので、

Keep your heart burning!

で、

(君の)心を燃やし続けろ!⇒心を燃やせ

となるわけですね。

 

ポイント

keep+~ing
=~し続ける、~のままにする

keep+人/物+~ing
=人/物を~し続ける、人/物を~のままにする

 

なんで「keep」?なんで「~ing」?

しかし、

原作では「心を燃やせ」とだけ言ってるにも関わらず、

動詞「burn=燃やす」を頭に持ってきた、

「Burn your heart!」じゃなかったのでしょう?

 

なぜ、

「keep」が必要だったのでしょう?

 

ヒントは「~ing(現在分詞)」にあります。

 

「keep+~ing」は、

現在分詞「~ing(~している)」を使っていますが、

be動詞が来てはいないので「現在進行形」ではありません

 

ですが、

be動詞の代わりに「keep」を使っている文と考えるとわかりやすいです。

 

たとえば、

be動詞は「状態を表す動詞」ですから、

「~している」ということを表す「~ing(形容詞化した動詞、現在分詞)」を使って、

Your heart is burning.
=君の心は燃えている

という表現になります。

命令文なら、

Be burning your heart.
=君の心を燃やしていろ

でしょうか。

 

なんとなく、状況説明的ですよね。

現在進行形は「be動詞+形容詞」の文だから、そうなるのです。
(これについては後日)

お前はバカだ=You are fool.と同じです。

 

しかし、

煉獄さんが言いたいのは

「心を燃やしている状態にしろよ

ということではなく

 

(心が折れそうになっても)心を燃やし続けろよ

ということですよね?

煉獄杏寿郎

No matter how weak or unworthy you feel...
己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと

keep your heart burning, grit your teeth and move forward.
心を燃やせ、歯を喰いしばって前を向け

 

つまり、

あえて「その状態を維持し続けろ、燃やし続けろ」という意味での「keep」を使っているんですね。

 

だから、

「keep+(人/物+)~ing」という表現が存在し、

煉獄さんの「心を燃やせ」の英訳が、

Keep your heart burning!

になったんですね。

 

 

追加情報

自分に対しての「心を燃やせ!!」の場合は?(2021.6.25追記)

これまでの例は、

煉獄さん⇒炭治郎に向かっての「心を燃やせ」なので、

「Keep your heart burning!」でした。

(でも、遊郭編のは実際どっちの言葉なんでしょうねぇ?アニメ化に期待)

 

しかし、

「心を燃やせ」って、

自分で自分を奮い立たせる時にも使えますよね

 

そんな、自分⇒自分の時は、どう訳すですが、

自分向けの命令文にすることはせず、

心を燃やせ(炭治郎英語ver)

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.22

I'll keep my heart burning!」になっていました!

 

意思を表す助動詞「will」を使って、

自分の心(my heart)を、燃やし続ける(keep+burning)という「意思表示」ですね。

 

こちらは、

最終決戦で、無惨に一人立ち向かい、自身を奮い立たせるシーンで使われていました。

 

「夜明けまでの1時間、日の呼吸を使い続ける

という自殺行為ともいえる行為をするために、心を燃やし続けなければいけない

つまり、

「keep+~ing」しなければいけない場面だからですね!

 

一瞬だけ燃やすわけじゃないから、「keep」なんですよね!

これが大変なんだ、ホントに!(何の話?)

 

映画版は英訳が違う!?(2021.6.25追記)

ちなみに、

先日発売された『劇場版 鬼滅の刃~無限列車編』のDVD&ブルーレイ、英語字幕がついているのですが、

「keep+~ing」じゃない訳でした!!

 

猗窩座との戦闘中に、煉獄さんが「心を燃やせ」と言う原作にはないシーンがあり、そこの英語字幕です。

(※炭治郎に伝える時も同じ訳です)

 

煉獄杏寿郎

Set your heart ablaze.
心を燃やせ

※ablaze=激しく燃える

 

動詞「set」から始まる命令文ですね。極めて口語的です

 

「set+O+C」で、

「OをCの(状態に)する」という表現で、

 

「your heart(お前の心)をablaze(激しく燃やす)にset(しろ)」

という、意味ですね。シンプルな命令文です。

 

マンガ英語版では、

元々は煉獄さんが炭治郎に対して、心が折れそうになった時でも「心を燃やし続けろ」という所にフォーカスした「keep」を使われ、それ以降もそれを踏襲していましたが、

 

映画字幕版では、

「心を燃やせ」と言った瞬間に胸の所が燃えるエフェクトが入って、

「今、まさに心に火を灯せ」という意味としてとらえられるので、

口語的な、シンプルな「set」から始まる命令文になっているんでしょうね。

set your hear ablaze

劇場版鬼滅の刃~無限列車編(ANIPLEX/ ufotable /集英社)

 

 

今日のまとめ

テストに結構出る「keep+~ing」ですが、丸暗記することが多いのが現実だと思います。

 

しかし、

日本語的に考えれば「keep」を使わなくても成立しそうな文でも、

実際には「keep」がないとニュアンスが変わってしまうこともある

という「keep」の必要性がよくわかる最たる例でした。

 

にしても、

英語の呼吸は奥が深いですね!!

これに負けず、来年も、「Keep my heart burning!」で頑張ります!

 

よいお年を!!

 

今日の言葉

 

今日のテキスト

 

 

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