おはようございます!
期末テストのシーズンですね。
私の寺子屋でも、期末テストが「死ぬ」「死んだ」と毎回のように言ってる子がいますが、死にはしません、大丈夫です!
・・・と言うのは大人だからでしょうね。
子どもは善逸のように「死ぬ死ぬ」言いがちです。
と言うことで今日の鬼滅名言はこちら、
修行を逃げる善逸と、師匠の桑島慈悟郎(じいちゃん)とのやりとりを、
『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。
大丈夫、死にません!!!
問題
No, I'm dying out there!
いやもう死ぬと思うので
( )I train any more... I'm gonna die!
これ以上修行したら 死ぬと思うので!!!
This isn't going to kill you!
死にはせん この程度で!!
Get down here, you idiot!
下りて来い馬鹿者!!
ヒント:今回は記述式です! 中2で習う接続詞です!
目次
答え
正解
いやもう死ぬと思うので
If I train any more... I'm gonna die!
これ以上修行したら 死ぬと思うので!!!
This isn't going to kill you!
死にはせん この程度で!!
Get down here, you idiot!
下りて来い馬鹿者!!
「もし~なら」という意味の「If」が正解でした!
解説
今回は会話のやりとりでしたので、文ごとに解説していきます!
No, I'm dying out there!
いやもう死ぬと思うので
「いや」というのは、じいちゃんの言うことを否定したいので、「いいえ」じゃなくても「No」で大丈夫です。
「dying」は、動詞「die=死ぬ」の現在分詞(-ing)です。
形が大きくが変わるので注意が必要な単語ですね。
なお、進行形は「近い未来」を指すこともあり、「be dying=死んでいる」ではなく「死にそう」「死ぬ」と訳します。
まさに今、学生たちが言ってそうな言葉です!
「die out」で「死滅する」とか「死に果てる」という意味になり、「there」は「あちら」で、
I'm dying out=死に果てそう
there=あちらへ
という感じで「もう死ぬ道に進んでんだから勘弁してよ」という意味になりますね。
If I train any more... I'm gonna die!
これ以上修行したら 死ぬと思うので!!!
「If=もし~なら」を使った典型的な文ですね。
なお、
原作のように「もし」という言葉がなくても、「ある条件だったら○○だ」と言うときは「If」を使います。
最近はプログラミングを技術で習いますが、そこでも登場する「分岐」のコマンドですね。
「train」は、「列車、電車」の意味がありますが、これは「I」という主語の後に来ている動詞なので「訓練する、修行する」という意味になります。
「any more」は、「それ以上」という意味になりますので、
If I train any more.=これ以上修行したら
になるわけですね。
I'm gonna die!
の「be gonna」は「be going to」の綺麗でない言い方ですね。
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「be going to」は近々の「予定」を表す表現なので、
I'm gonna die!=死んじゃうよ!
という定型表現になります。
ちなみに原作では、
「死ぬと思うので」を2回くり返していましたが、英語はくり返しを嫌う言語なので、
「be dying(近い未来)」から「be going to die(決まっている未来)」という形に変化させて、「死ぬ→死ぬ未来が決まってんだよ」と、強調させているんですね!
この二つの「ing」表現の違いは、また別の機会に!!
This isn't going to kill you!
死にはせん この程度で!!
こちらも「be going to」を使っていますね。
善逸が使っているのを受けて、それを否定しているから同じ文法を使っているわけですね。
ここで原作でのセリフが「死にはせん!」ではなくて「死ぬか!」という感じだったら、善逸と同じように「gonna」で訳されたと思いますが、おじいちゃんらしい正しい日本語だったので、そのまま「be going to」の否定形になっているわけですね。
なお、
日本語では「死ぬ」を活用して「死な(ず・ない)」「死に」「死ね」「死のう」のようになりますが、
英語では活用しないため、主語に合わせて「死ぬ(die)」と「殺す(kill)」と別々の単語を使い分けてので注意が必要です!
(日本語の方が外国人からしたら死ぬほど面倒くさいんですけどね!)
どうしても「die」を使いたい場合は「受動態(受け身)」にする必要がありますが、英語ではよっぽどのことがないと受動態は使いません。
また、英語には主語が必要なため、
「(こんなことで)死にはせん」
という主語を「this」として、
「die」じゃなく「kill」を使った文になっているわけですね。
Get down here, you idiot!
下りて来い馬鹿者!!
「Get down here」は、命令文ですね。
get down=下りる
here=[副詞]ここに
で、「ここに下りてこい」という意味になります。
「idiot」は「大馬鹿、間抜け」などを意味する表現で、
文の後ろに「~, you idiot」とつけて「~、バカ!」という意味になる定型表現です!
ここでの使い方はベストですが、格好つけて使わないように!
今日のまとめ
今回は「名セリフか?」という感じでしたので会話形式でお届けしました!
「am dying」→「am gonna」→「is going to」
と、「死ぬ」事に関しては同じ「-ing」を使って、その話とは別の次元の「下りてこい」だけ現在形というのがわかりやすかったと思います!
(be going toも、進行形+to不定詞)
この辺はまたの機会にご紹介します!
今日の言葉
If I train any more... I'm gonna die!
これ以上修行したら 死ぬと思うので!!!