鬼滅の名言を英語で!

「善逸極めろ 泣いていい 逃げてもいい ただ諦めるな」を英語で?【★★】

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『鬼滅の刃』で女子からの人気が高い、我妻善逸(あがつまぜんいつ)。

不器用で、鬼殺隊士が普通いくつも使える「呼吸の型」も一つしか使えないし、普段は腰抜けヘタレ軟弱男です(ひどい言いよう)。しかし、それが母性本能をくすぐるとか。

 

そんな善逸を育てたのが、借金を肩代わりして善逸を救った元・鳴柱で育手の桑島慈悟郎(じいちゃん)。

彼が、不器用でどんくさく泣き虫な善逸をシゴキながら、それでも最終選別試験に送り出したのは、善逸が「一つの型」でも鬼と戦える力を身につけたから

そんな、師匠からの強いメッセージが伝わる回想シーンから。

吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第4巻(集英社)

 

桑島慈悟郎

善逸極めろ
泣いてもいい 逃げてもいい ただ諦めるな

これを『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。

 

 

問題

Master it, Zenitsu!
善逸極めろ

You(   )cry and you(   )run... but never give up.
泣いていい 逃げてもいい ただ諦めるな

ヒント:①can ②will ③may ④must
※二つとも同じものが入ります

 

 

答え

 

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.4

正解

Master it, Zenitsu!
善逸極めろ

You may cry and you may run... but never give up.
泣いていい 逃げてもいい ただ諦めるな

 

「can」を選ぶ方もおられたかもしれませんが、③の助動詞「may」が正解でした!

 

 

 

解説

前半部分「Master it!」は、シンプルな命令文ですね。

動詞「master」には、日本人的には「習得する」「マスターする」という感じのイメージの言葉ですが、「極める」の対訳としては「master」が選択されるので、これしかない表現ですね。

英語は目的語を明確にしないといけないので、「it」をつけています。

 

文の構造

本番の「You may...」の文です。

「and」を使うことで、二つのYou+一般動詞を同時に言う文の構造でしたね。

 

わかりやすくスラッシュリーディングすると、

スラッシュリーディング

You may cry / and / you may run... / but never give up.

You may cry(泣いてもいい)
and
you may run...(逃げてもいい)
but never give up.(しかし決して諦めるな)

と分けられます。

原作の雰囲気をしっかり踏襲していますね。

 

「never give up」は「諦めるな」という意味ですが、一般的には「don't give up」を使います。

参考炭治郎の「諦めるな!!」を英語で?【難易度★★】

『鬼滅の刃』の主人公、竈門炭治郎は、あきらめない少年です。 そんなわけで今回のテーマはこれです。 吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第13巻(集英社)   竈門炭治郎 玄弥ーっ!!! 諦めるな!! &n ...

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しかしここで「never」を使っている理由として、

桑島爺ちゃんの言う「ただ諦めるな」というのは、

もうその道しかない=決して諦めてはいけない

ということを指し、それを英語で伝えるために、決して(死んでも)諦めるなという意味の「never give up」を使ったということですね。

 

助動詞「may」

今回は、二つの動詞「cry=泣く」「run=逃げる」の前についている助動詞「may」がポイントでした。

助動詞が来るので、「cry」も「run」も動詞の原形ですね。

 

助動詞「may」は、「可能性・推量(~かもしれない)」「許可(~してもよい)」の表現が一般的ですが、他にも色々な意味があります。

ここでは、「泣いてもいい」「逃げてもいい」と言っているので「許可」を表す「may」でした。

 

「can」や「must」等と比較して、「may」は使いどころの難しい助動詞です。

なにせ意味が色々ありすぎる。

「~かもしれない」「~してもよい」「~ももっともだ」「~だろう」など、とても色んな意味になる。しかもどれも似てるようで違う。

 

このあやふや感が「may」のやっかいなところで、でもそれが「may」の本質なんです。

 

「may」と他の助動詞との違い

逆に「must」は義務をハッキリ負わせ、強い強制力が生まれる助動詞です。

参考

must=~しなければならない、~すべきだ
〔例文〕I must go to school.(学校に行かねばならない)

 

「may」はその逆で、このシーンのように、「泣いてもいい」「逃げてもいい」という感じで、他の選択肢を許す「ゆるさ」のある助動詞と考えると「~かもしれない」という使い方が生まれるのもなんとなくわかっていただけるかなと思います。

つまり、選択肢があることは許すけれども、その中でもこれをした方がいいよ、くらいのものが「may」なんですね。

 

つまりこれは、桑島じいちゃんの優しさがつまった「may」なんですね。

ちなみにもっと弱腰になると、「may」の過去形「might」という助動詞に変わりますが、今回はそこまで弱くなく、でも「これはええよ」という事を言っているので、「may」が正解です。

 

また、「may」は上から下の者に言う時に使うことが多い言葉で、「can」で代用はできません。

友人同士なら、「You can cry and you can run(泣いてもいいし、逃げてもいいよ)」でも大丈夫ですよ!

 

ポイント

may:様々な意味を持つ助動詞。「~かもしれない」「~してもいい」という使い方が多いが、それだけで済まないので、半々ぐらいの可能性のある「選択を許す」助動詞として理解しておくといい。

〔例文〕May I help you?(お手伝いしましょうか?)⇒断れる余地がある

 

 

今日のまとめ

扱いの難しい助動詞「may」でしたが、これに限らず助動詞は、日本語訳にとらわれず、例文とその時の「気持ち」にフォーカスして、その助動詞の役割を理解できれば、助動詞のたくさんの日本語訳なんておぼえなくてもよくなりますよ!!

 

今日の言葉

Master it, Zenitsu!
善逸極めろ

You may cry and you may run... but never give up.
泣いていい 逃げてもいい ただ諦めるな

 

今日のテキスト

 

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