『鬼滅の刃』名シーンでわかる英文法 鬼滅の名言を英語で!

煉獄母の名言から「take responsibility」と「have responsibility」の違いを学ぶ

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今回は、煉獄さんの母親(瑠火)の

「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」

という名言の英訳を解説した回続きのセリフと、

「take responsibility」と「have responsibility」との違いを取り扱う回です。

 

「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」の英訳解説はコチラ↓

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それでは問題行きます。

吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第8巻(集英社)

この、

「責任を持って果たさなければならない使命なのです 決して忘れることなきように」

のセリフの英語訳はどちらが正解でしょう?

 

問題

You must(   )your responsibility seriously and do your duty... and never, ever forget that.
責任を持って果たさなければならない使命なのです 決して忘れることなきように
※responsibility=[名]責任、seriously=[副]本気で、duty=[名]義務、never ever=[副]決して~ない

選択肢:
①have
②take

 

答え

 

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.8

正解

You must take your responsibility seriously and do your duty... and never, ever forget that.
責任を持って果たさなければならない使命なのです 決して忘れることなきように

 

②の「take」が正解でした!

 

 

解説

You must take your responsibility seriously and do your duty... and never, ever forget that.
責任を持って果たさなければならない使命なのです 決して忘れることなきように

一見、

主語「You」、
述語動詞「must take」

の文に見えますが、

your responsibility seriously
your duty

と「your」を使った表現が続き、

いずれもその前に動詞「take」「do」があるので、

主語「You」、
述語動詞「must take」「must do」

という動詞の並列関係と見ることができます。

 

さらに、後ろの

never, ever forget

も、動詞「forget(忘れる)」が

副詞の組み合わせ「never, ever(決してしない)」がついており、

「You must」からのつながりであることがわかるため、

これも動詞の並列関係があり、

主語「You」、
述語動詞「must take」「must do」「must never, ever forget」

となっている文でした。

 

これをスラッシュリーディングで、

スラッシュリーディング

You must / take your responsibility seriously / and do your duty... / and never, ever forget that.

のように、わかりやすく切り分けることができますね。

 

つまり、

You must=あなたはしなければならない

で、「何を?」というのが以下の、

take your responsibility seriously
=本気で責任をとる

do your duty
=義務をする⇒義務を果たす

never, ever forget that
=決してそれを忘れない

ということですね。

 

義務を表す強い助動詞「must」が3つにかかるということは、

それだけ「やらなきゃいけない感」が上乗せされるということでもあります。

 

まさにこの、煉獄母の、

「ノブレス・オブリージュ」の精神を我が子に叩き込む

強い母のメッセージを象徴する表現です。

 

「take responsibility」

「responsibility」「seriously」

大人、ビジネスシーンでよく使う単語なせいか、

大学受験によくでがちな英単語ですね。

 

英単語

 

英単語

seriously
[副詞]真面目に、真剣に、本気で

 

「seriously」は副詞ですから、

動詞「take」を後ろから修飾しています。

(responsibilityは名詞だから修飾しない)

 

では、肝心の動詞が「take」だった理由ですね。

 

受験英語では

take responsibility(for~)=(~の)責任を取る

と丸暗記しますが、

「responsibility=責任」という言葉ですから、

「have」を使う事もできますし、辞書にも載っている表現です

 

「have responsibility」じゃなかった理由

原作は「責任を持って~」となっているので

「have」でも行けそうな気がしますが、

そもそも、

「have」には「持つ」という意味はありません

 

あくまでも「持っている」という状態を表す動詞です。

 

このシーンでは、

幼い煉獄さん(杏寿郎)に、母親の瑠火(るか)が、

「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」

と言って、

強く生まれた者(=杏寿郎)に、あるべき(must)行動を語っているので、

 

すでに「持っている」という状態の「have」ではなく、

これから「持つ」という行動を表す「take」を使っているんですね。

 

そしてそれに、

副詞「seriously」(serious=シリアスの副詞)

がかかることで、

生半可な気持ちではない、

強い責任を持たなければならないという意味を表現しているんですね。

 

そして、

その後に続く

do your duty

は、その重い責任と並列でその「義務(duty)」を「行う(do)」、

つまり、

「使命を果たす」

という意味合いで使われているんですね。

 

そうすることで、

You must take your responsibility seriously and do your duty
責任を持って果たさなければならない使命なのです

という訳し方が出来るワケですね。

 

...and never, ever forget that.

原作ではコマが別れて、それぞれ文が完結していたところですが、

英語は「主語+動詞」が必要な言語のため、

重複した主語(と助動詞)が考えられたため、

 

一呼吸置く「...and」を入れて

「never, ever forget that」

としたんですね。

 

なお、

「never=決して~ない」と
「ever=これから、これまで」は別々の副詞ですが、

「never ever」として「決して~しない」を強調した表現になっています。

 

その間に「,」を入れているのはおそらく、

日本語の感覚で行くと、

「決して、決して」

という必死感を出すためでしょうかね。

 

 

今日のまとめ

「まんま直訳」というわけではなく、

「重い責任を果たすこと」を英語的に表現した英訳だった、というわけですね。

 

ポイント

take responsibility
=(行動として)責任を持つ、責任を負う、責任をとる

have responsibility
=(状態として)責任を持つ、責任を負う、責任がある

 

今日の言葉

You must take your responsibility seriously and do your duty... and never, ever forget that.
責任を持って果たさなければならない使命なのです 決して忘れることなきように

 

今日のテキスト

-『鬼滅の刃』名シーンでわかる英文法, 鬼滅の名言を英語で!
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