鬼滅の名言を英語で!

「もう目覚めることはできないよ」を英語で?【難易度★★★★】

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劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』いよいよ公開まであと2日。

いまだにイオンシネマのサーバがつながらなくて「全集中」・・・それも凄いけど、各映画館の上映本数の数にビビりました。

社会現象もいいとこですね。

 

さて、連日続けてきた、公式twitterに合わせて今日も、英語の問題です。

 

予想外の魘夢(えんむ)!

てっきり、禰豆子が来て、あと1日が炭治郎だと思ったんですが、違いました・・・。

 

気を取り直して、こちらのセリフがどう英語で表現されるかに取り組んでいきましょう。

吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第7巻(集英社)

 

これを『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。

 

問題

They're sound asleep.
深い眠りだ
※sound asleep=ぐっすり眠る

They can(    )(    awaken.
もう目覚めることはできないよ
※awaken=目が覚める

ヒント:①not longer ②no longer ③not more ④no more

 

中学生には難しい、高校以上レベルの問題です!

わからない場合はすぐ答えに!!

 

 

答え

 

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.7

正解

They're sound asleep.
深い眠りだ

They can no longer awaken.
もう目覚めることはできないよ

正解:①not longer ②no longer ③not shorter ④no shorter

 

②の「no longer」が正解でした!

「can」のあとが「 not」ではなく「no」であること、そして「longer」がポイントです。

 

 

解説

 

主語+動詞

主語は「They(炭治郎たち)」、動詞は、「can」のすぐ後ではないものの、唯一の動詞である「awaken」でした。

英単語

awaken
〔動詞〕目覚める、起きる、呼び起こされる

 

この「awaken」、日常会話ではあまり使われることがなく、文学とか固いナレーションとかに使うような言葉だそうです。

英語で「目覚める、起きる」という動詞といえば、やはり「wake(up)」が一般的。

 

しかしここで「awaken」が使われているのは、

ただ単に今眠っているというだけじゃなくて、永遠の眠りについたという比喩的表現なんだと思います。

だから、日常的な用語を使うのはふさわしくないと考えたのではないでしょうか??(推測)

 

定型表現「no longer」

今回の文は、「もう起きることができないよ」でしたが、

普通に考えたら、「できない=can't」ですよね?

 

でも、今回は違っていましたね。

「can not」ではなく、「can no longer」という形で英訳されていました。

 

それにはしっかりとした理由があります。

 

秘密は「no(ない)」+「 longer(より長い)」という定型表現です。

英単語

no longer ~
もはや~ない、もう~ない

〔例文〕
I can no longer wait.(俺はもう待てない

 

今回のシーン、原作は、

吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第7巻(集英社)

もう目覚めることができない

でしたよね?

 

なので、それを「no longer=もうない」を使って再現したワケです。

だってまんまじゃないですか!?

だから、「can no longer~=もう~できない」になったのです。

 

ちなみに選択肢にもあった、「no more」という表現も同じような意味ではありますが、

「I can eat no more.(もうこれ以上食べられない)」

というように、数や量を表すときに使います。

 

「longer」も「more」も同じ比較級ですが、「long」から来ているだけに長さを表します。

ですから、今回のような目覚めるまでの期間を表している時は、「no longer」が正解なんです。

 

「not」を使った書き換え

ちなみにこの文は、「not」を使った文に書き換えることもできます。

 

「no longer ~⇔not ~ any longer」の書き換え

They can no longer awaken.

⇒They can not awaken any longer.

「no longer ~」から「not ~ any longer」にするだけですね。

 

「any」には「1つも…」という意味がありますので、それを「not」で否定することで「no」と同じような意味になる、ということです。

 

我々日本人の感覚だと、この方が「can't」になるから自然な気がしますけど、おそらく「no」の方が可能性がゼロな感じがするから、「no longer」だったのかなと。

魘夢はまさか、炭治郎たちが起きるとは思っていなかったですからね。

 

 

今日のまとめ

日本語を英語にするとき、定型表現(成句、慣用句、イディオム)をおぼえておくと、とてもスムーズに行くよ、という良い例でしたね。

今回は、「no longer~=もう~ない」でした!

 

今日の言葉

 

今日のテキスト

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