鬼滅の名言を英語で!

「いいか?俺は神だ! お前らは塵(ごみ)だ!」を英語で?【難易度★★★】ドリルの語源も?

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『鬼滅の刃』に登場するキャラクターの中で、

主人公の竈門炭治郎が属する「鬼殺隊」の最高幹部である「柱」は、どれも個性派揃い。

 

今回は、

今年アニメ化される事が決まった「遊郭編」でやっと見せ場が登場する、

音柱・宇髄天元(うずいてんげん)さんの強烈な個性がわかるコチラのシーンから。

 

いいか?俺は神だ!お前らはゴミだ!

吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第9巻(集英社)

上官なのにまったく敬う気持ちがない炭治郎たち(宇髄からするとバカチンたち)に対して、

いかにわかりやすく、「上官のスゴさをわからせ、従わせるか」をまとめて熱く語ったシーンですね。

 

この、「いいか?俺は神だ! お前らは塵だ!」

『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。

 

問題

All right... I am a god!
いいか?俺は神だ!

You guys are(    )!
お前らは塵(ごみ)だ!

ヒント:「ごみ」の一般的な米語です!

 

答え

 

いいか?俺は神だ!お前らは塵だ!

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.9

正解

All right... I am a god!
いいか?俺は神だ!

You guys are trash!
お前らは塵(ごみ)だ!

First, get that into your heads!
まず最初はそれをしっかりと頭に叩き込め!!

Drill it in there!
ねじ込め!!

If I say be a dog, you act like a dog!
俺が犬になれと言えば犬になり

If I say be a monkey, act like a monkey!!
猿になれと言ったら猿になれ!!

First and foremost, you must please me! Bow and scrape and avert your eyes! You toadies are mine, body and soul!
猫背で揉み手をしながら 俺の機嫌を常に伺い 全身全霊でへつらうのだ

 

trash」が正解でした!

 

 

解説① 基本表現ネイティブ風

All right... I am a god!
いいか? 俺は神だ!

I am a god!
=俺は神だ!

は非常に例文にピッタリの表現ですね。

「神」は基本的に複数存在して、その中の1人なので、

一つを意味する冠詞「a」をつけて「a god」にするのがポイントです。

 

前につく「all right」

Are you all right?
=大丈夫?

とか

It's all right.
=大丈夫だよ

のように、一般的には日本語の「大丈夫」という意味が充てられる熟語ですが、

文頭に持ってきて

「おい」「それでは」「よろしい」「いいか」というような意味合いの注意喚起としても使える表現なんですね。

 

ですからここでは、

原作の「いいか?」という注意喚起に、

「All right」が使われている、ということなんですね。

 

You guys are trash!
お前らは塵(ごみ)だ!

英語は「You」の複数形も「You」になるので、それでも通じるのですが、

「お前ら」という風に特に強調したい時は、「You guys」という表現を使います。

特にアメリカ英語(米語)で好まれる表現ですが、最近ではイギリスでも使う人もいるそうです。

 

「trash」はアメリカ英語での一般的な「ごみ」ですね。

 

「garbage(ガベージ)」という単語も「ごみ」の訳ですが、

こちらは台所で出るようなゴミ(生ゴミとか容器とか)を指すので、

宇髄さんの言う「お前らは塵だ」は

生ゴミという意味ではなく

存在として「無価値」で「最下層」という意味だから「trash」となったわけです。

 

なお、「trash」には日本語の「ゴミ」「クズ」と同じように、

英単語

trash
[名詞]ごみ、くず、がらくた、駄作、人間のくず

「人間としてくず」という意味もあるので、

このシーンで使うにはピッタリな訳語でしょうね!

 

ちなみに「trash」は、

数えられない名詞(不可算名詞)なので、「You guys」と複数形が来ても「trash」はそのままです!

 

 

解説② どうせなら全部の訳を見てみよう!

長ゼリフで英文を見るのもツラいかと思いますが、ひとつひとつ訳を見てみると、面白い訳し方をしているので、勉強になりますよ!!

文は難しくありませんが、見慣れない単語や表現がありますから、その辺をしっかり解説していきますね!

 

First, get that into your heads!
まず最初はそれをしっかりと頭に叩き込め!!

「First, ~」から始まる、「まず最初は」という定番表現ですね。

「Second, ~」と続くこともありますが、この場合は原作同様なかったですね。
(第2などないから??)

 

get that into your heads!
=それをしっかりと頭に叩き込め!!

は、動詞「get」から始まる命令文です。

 

「get」は非常に多くの意味を持つ単語なので、日本語的に理解しようとするのは難しいですが、

I get it./I got it.
=わかった

という表現があるように、文字通り「手に入れる」というだけじゃなく、

自分に「(要領を)得る」「理解する」という意味でも使われます

 

理解の「get」はアメリカ英語、とくに会話で好まれる表現で、

前置詞「into」を後に続けて

「get ~ into=~を頭に入れる」

という熟語として使われることもあります。

 

熟語としておぼえるのが難しい人は、バラバラに考えてもよくて、

get=得ろ
that=それを
into your heads=お前らの頭の中に

ということで、

get that into your heads!
=それをお前らの中に入れておけ
(原作)それをしっかりと頭に叩き込め!!

という「命令」文が出来上がるんですね。

 

口語表現を使う事で、部隊の上官からの命令ではなく、

「凄い自分に従え、クソバカ共が」

という宇髄の雰囲気を醸し出しているわけですね。

 

Drill it in there!
ねじ込め!!

「drill」はなかなか学校英語ではあまりお目にかかりませんが、

日本語読みしたものは有名です。

 

小学生から散々聞いてきたイヤな言葉、

「ドリル」ですね。

 

英単語

drill
[名詞]ドリル、キリ、問題練習、訓練
[動詞]穴をあける、くり返し教えこむ/練習させる、叩き込む

 

子どもの頃から何気なく「漢字のドリル」「算数のドリル」と言っていますが、あれ、

「ドリルのように反復してくり返す」

という動詞から生まれた名詞なんですね。

 

私は高校の時、

部活で「ドリル練習」というのがあったのでそこで初めて「本当の意味を知った」わけですが、

穴をあけるドリルと、宿題のドリルは同じだった、というのも面白い話ですね。

 

今回は、

「ドリル」という名詞ではなく、

「ドリルで掘る、くり返し叩き込む」という動詞として、

Drill it in there!
=そこにそれをくり返し叩き込め!!
(原作)ねじ込め!!

と、宇髄の「教え」を

ドリルのように奥までグリグリとねじ込めよという意味なので、

「drill」という動詞を使った命令文にしているんですね。

 

If I say be a dog, you act like a dog! If I say be a monkey, act like a monkey!!
俺が犬になれと言えば犬になり 猿になれと言ったら猿になれ!!

仮定の話なので「If」を使った文ですね(仮定法)。

 

「be a dog」「be a monkey」はそれぞれ「犬になれ」「猿になれ」という、

be動詞を使った命令文です(だから原形のbe)。

 

If I say "Be a dog"
=(もし)俺が「犬になれ」と言えば

If I say "Be a monkey"
=(もし)俺が「猿になれ」と言えば

のように考えるとわかりやすいですね。

 

「act like」は、

動詞「act=行動する」
副詞「like=~のような」

を組み合わせた熟語で、「ふるまう」という表現になります。

英熟語

act like ○○
=○○のようにふるまう

 

今回は、

you act like a dog
=犬のようにふるまえ

you act like a monkey
=猿のようにふるまえ

ということで、同じような表現をくり返すことで、原作の日本語の、息もつかせぬ命令口調を再現しているわけですね。

(原作をアニメ化する時のアフレコが大変だと思うので、ある意味注目ですね!)

 

First and foremost, you must please me! Bow and scrape and avert your eyes! You toadies are mine, body and soul!
猫背で揉み手をしながら 俺の機嫌を常に伺い 全身全霊でへつらうのだ

「猫背で揉み手をしながら」

という表現がいかにも日本語的なので、

そのまま「猫背=stoop」などと訳したりせず、

精一杯へつらっている感じが伝わるように、「意訳」されていました。

 

3つの文に分かれていたので、解説もわけますね!

 

First and foremost, you must please me!

最初の「first and foremost」は定型表現で、

最初に紹介した「First,(はじめに)」よりも上位の

「まず真っ先に」という意味になります。

英熟語

first and foremost
=まず真っ先に、なによりもまず、いの一番に

 

「please」は「お願い」ではなく、

助動詞「must」の後に来ているので、

「満足させる、喜ばせる」という意味の動詞ですね。

英単語

please
[間投詞]どうか、どうぞ、お願いします
[動詞]喜ばせる、満足させる

 

ここでは、

First and foremost, you must please me!
=何よりもまず、お前たちは俺を喜ばせないといけない

という感じで使われているんですね。

 

Bow and scrape and avert your eyes!

続きの「bow and scrape」は、

bow=おじぎする
scrape=こすりつける

という動詞を組み合わせた熟語で、「ペコペコする」という意味ですね。

 

「scrape」は、

窓掃除に使う「スクレイパー(scraper)」の語源です。

 

さらに

avert=目をそらす
your eyes=お前らの目

を追加して、

Bow and scrape and avert your eyes!
=ペコペコして目を合わせるな

という意味にしているんですね。

 

You toadies are mine, body and soul!

最初の「You guys」もそうでしたが、

「You ○○」は、「○○なお前(たち)」みたいな感じで使う表現ですが、

今回使われていたのは「toadies」

 

これは「toady=ごますり、おべっか使い」という名詞の複数形で、

You toadies are mine
=お前らおべっか使いは俺の物だ

という感じの意味になりますね。

 

最後の、

「body and soul」

2000年代のJ-POPにありがちな表現ですが、

body=身体
soul=精神

で、

body and soul
=身も心も

という意味になって、「全身全霊」の訳として使われることもあります。

 

これを最後にくっつけることで、

You toadies are mine, body and soul!
=お前らおべっか使いは、身も心も俺の物だ

という意味になるんですね。

 

「そのまま」ではなく、英語圏の人にニュアンスが伝わるように訳されていましたが、なんとなく意味は通じますよね??

 

 

今日のまとめ

こういった、「汚い言葉」は、ネイティブらしい表現がたくさんつまっているので、訳すのに苦労します。

が、それでもあえて「その単語」を使っているところから、

「get」とか「drill」とか、単に訳をおぼえるのではなく、その単語が持つ「イメージ」をしっかりおぼえておくといいでしょう!!

 

今日の言葉

All right... I am a god!
いいか?俺は神だ!

You guys are trash!
お前らは塵(ごみ)だ!

First, get that into your heads!
まず最初はそれをしっかりと頭に叩き込め!!

Drill it in there!
ねじ込め!!

If I say be a dog, you act like a dog!
俺が犬になれと言えば犬になり

If I say be a monkey, act like a monkey!!
猿になれと言ったら猿になれ!!

First and foremost, you must please me! Bow and scrape and avert your eyes! You toadies are mine, body and soul!
猫背で揉み手をしながら 俺の機嫌を常に伺い 全身全霊でへつらうのだ

 

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