公式twitterでの、
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』のBlu-ray&DVD発売記念カウントダウン。
残り35日・・・まだ1ヶ月以上、いや、もう1ヶ月くらいなんですね。
カウントダウン企画で紹介されるセリフが、
鬼滅英語版『Demon Slayer』でどう訳されているのかを紹介&文法解説をしている企画を更新中ですが、今日はまさかのセリフで困惑しています!!
本日のセリフはこちら!
今日は忙しいので、
カンタンなのか、すでに公開済みの内容にならないかな~と思っていたのですが、
出てきたのがコチラ。
【あと35日】
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』のBlu-ray&DVD発売を記念したカウントダウン。発売当日まで紡がれる全38日間。お楽しみいただけますと嬉しく思います。https://t.co/DAjvqcFjKT#鬼滅の刃 pic.twitter.com/jdQlxzYy7M
— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) May 12, 2021
「ム」!?
「ム」??
カンタンを通り越しすぎて、逆にどうしたら?
・・・まぁ、いつものように、この禰豆子の「ム」を
『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題と行きたかったのですが、
このツイート画像にあるような、
「セルフ頭ポンポン」で禰豆子が「ム」と言うシーンは実は原作にはないんです!
「ム」だけのセリフもありません。
映画オリジナルですね。
いや~、ますますやっかいなことに・・・
禰豆子の「ムー」はそもそも英語で?
あ、ちなみにこの禰豆子の「ムムム」「ムーッ」は、英語版だと、
「ムムム」⇒「Mmmf」
「ムーッ」⇒「Mmf!」
になっています。
「MMF」「MMMF」と聞いて、
アメリカで生まれた「短期金融資産投資信託」を思い浮かぶ人がひょっとしたらいるかもしれませんが
当然禰豆子とはまったく関係がなく、
単に、日本語の「ムーッ」の発音を子音だけで表しているだけですね。
日本語と英語の「ー」の表現の違い
英語は、日本語のように「ー(長音記号)」がないので、
アメコミなどでよくありますが、
「BAGOOOON(バゴーーーン)」みたいになるんです。
そう、文字を続けることが、音を伸ばす、ということになるわけですね。
ただこれ、「母音(a, i, u, e, o)」の時は日本語の感覚でいいんですが、
今回のように「子音(母音以外)」だとちょっとややこしくて、
子音の音のまま連続することもあります。
「hug(ハグ)」の子音「g」をつなげることで、
連続して発音しながらも、
どこか「ぐぐぐ」みたいな、「ぐぅぅ」みたいなニュアンスも残します。
原作が「むぎゅぅ」だからですね。
ほかにも、
「むむむ…」を英語にすると、「Mmm...」になったりします。
母音「u」を発音せず子音だけなので、
イメージ的には「ムムム」ではなく「ムムム」という感じですかねぇ?
禰豆子の「ム」
そして、
禰豆子の「ムムム」はカタカナになっていることもあって、
おそらく若い女の子の高い声を再現するために、
普通の「Mmm」ではなく、
「Mmmf」のように、最後に「f」がついていますね。
「f」の発音は、
上の歯で下唇を吐きながら勢いよく息を吐く発音なので、
文字にすると、
「ムフ→」というか「ム↗」みたいな感じになるんでしょうね。
鬼頭明里さんが演じる禰豆子の「ムー!」ですね。
きっと。
なので、単なる「Mmm」ではなく、
「ムムム」⇒「Mmmf!」
「ムーッ」⇒「Mmf!」
とした方が、禰豆子っぽい、となったんでしょうね。
「ッ」は「!」で再現したりね。
めでたしめだたし。
今日のまとめ
まさかの展開で、逆に大変でしたが、
いろいろと違った視点で楽しめた回でした。
鬼滅英語版『Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba』の
禰豆子の「ムー」のバリエーションだけ追っても楽しいかもしれませんね!(←そんなことはないと思う)
今日の言葉
「ムーッ」⇒「Mmf!」