今週は「煉獄さんweek」ですので、引き続き煉獄さん関連の鬼滅英単語を学んでいきましょう!
ちなみにアニメ派の人には多少ネタバレになりますので、この先を読み進める方はご注意を!
この、「炎の呼吸 壱ノ型・不知火(しらぬい)」を
『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。
ちなみに「炎の呼吸」に関しては、こちらでご紹介しています!
こちらもCHECK
-
【難易度★】「炎の呼吸・壱ノ型」は英語で?
煉獄さんウィークです。 吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第7巻(集英社) この、「炎の呼吸・壱ノ型」を『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。 ちなみに、「炎の呼吸」 ...
続きを見る
問題
Flame Breathing First Form: ( ing)Fire!
炎の呼吸 壱ノ型・不知火
ヒント:「know」を使った英単語です
答え
正解
Flame Breathing First Form: Unknowing Fire!
炎の呼吸 壱ノ型・不知火
「Unknowing」が正解でした!
聞いたことない人が多いでしょうね!!
でも、よくよく見ると、なんとなく意味が分かる気がしませんか??
解説
それぞれの単語の意味をしっかり学びましょう。
今回の英単語
この「unknowing」には、真ん中に「know(知っている、気づく)」が入っていて、その前に「un-」その後ろに「-ing」がついていますね。
「un-」というのは、反対の意味になる言葉で、日本語の「不ー」「非ー」のような役割だと思ってもらって構いません。
さらに「ing」がついているのだから、「進行形」か「動名詞」かのどちらかと思った人もいるかもしれません。
しかし残念ながら、そのどちらも違います!
この「unknowing」は「形容詞」です。
英単語
〔形容詞〕気づかない、自覚していない
「ing」がついているのに形容詞?
そもそも、進行形というのは、「be動詞+現在分詞(~ing)」で、現在進行していることを表すと中学3年で習います。
まぁ、最初は「進行形」と言っていたのに「現在分詞」という言葉が出てきて「なんじゃそら?」と思った学生は数多いと思いますが、そもそも「進行形=be動詞+現在分詞(~ing)」なんです。
突然じゃないのですが、「教えられてない」ので知らないのです。
「~ing」が現在分詞、「~ed」が過去分詞というのです。
そもそも、今回の「unknowing」の文には、be動詞がないですよね?
技の名前ですから、be動詞いらないから。
そうなると「進行形」にならないですよね?
「~ing」を単体で使っているんですね。
実は、動詞が変化した、いわゆる進行形を作る「現在分詞(~ing)」、受け身形や現在完了形を作る「過去分詞(~ed)」は、今回のように動詞とからませずに使う「形容詞」と見る考え方もあるんですね。
だから、単語によっては「unknowing」のように「形容詞」として辞書に載っているものもあります。
つまりここでは、「unknowingなfire」という意味で使われているんですね~。
「不知火」ってそもそも何?
「unknowing」の意味や使い方はわかった。
でも、「Unknowing Fire」って、「不知火」の訳として適切か?
という問題がありますよね。
そもそも「不知火」ってなんですかね?
相撲の土俵入り「不知火型」とか、ゲームとかにはよく出てくる「技」ですが、何かと説明せよと言われても困りますよね。
そこで調べてみました、「不知火」。
どうも、九州の有明海・八代海(やつしろかい)で見られる一種の「蜃気楼」で、漁船の漁り火(いさりび)が、屈折して、水平線のかなたに町の灯りのように現れる現象だそうです。
「不知火」という言葉になったのは、夜に八代海を船で渡っていて方角がわからなくなった景行天皇が、その蜃気楼の灯りをめがけて進んだら陸地に着いたが、「誰が灯りを灯してくれたのだ?」と聞いたところ、「誰も知らない(不知)火」となったので、そこから「不知火」という言葉が生まれたそうな。
ついでに、そこから「八代海」のことを「不知火海」とも呼ぶようになったとか。
不知火=Unknowing Fire?
で、
じゃぁそれと「技」って関係あるのかというと・・・どうなんでしょう?
炎の呼吸 壱ノ型・不知火は、作中で2回しか登場しません。
しかし、初回(↓)に登場したときの動きから、どんな技かというのはなんとなくわかります。
高速で水平に相手に突撃し、水平斬りで鬼の首をはねる技ですね。
2回目に繰り出したときもそんな感じだったので、この、「水平移動+水平斬り」がポイントですね。
ジャンプとかはせず、とにかく相手に向かって一直線。
そしてその水平の残り火が、ひょっとしたら「不知火」という自然現象に似ているからこそ「不知火」という名前なのかもしれません。
もしくは、相手が気づかないまま(=不知)首を斬られる高速の斬撃という意味での「不知火」だったのかもしれません。
もしこちらであれば、英語の「Unknowing=気づかない」という訳語もピッタリと言えるかも??
このへん、詳しく解釈なされた上で、アニメ化されて美麗なグラフィックで見られると思いますので、劇場版に期待ですね!
(まる投げ??)
今日のまとめ
「不知火」がなぜ「Unknowing Fire」になったのかはハッキリとはわかりませんでしたが、単語そのものの意味はよくわかってもらえたかな、と思います。
今日の英単語
〔形容詞〕気づかない、自覚していない
例文
Flame Breathing First Form: Unknowing Fire!
炎の呼吸 壱ノ型・不知火