鬼滅の名言を英語で!

禰豆子の「お兄ちゃん」を英語で?

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全然名言でも何でもないですが、やっぱり鬼滅の炭治郎といったら「理想のお兄ちゃん」キャラでも有名ですね。

妹・禰豆子に対する優しさ、想いやりなど、「こんな兄がほしかった」という人が多いです(主に女子)。

さて本日は、そんな禰豆子が炭治郎を呼ぶ時の「お兄ちゃん」が、『鬼滅の刃』英語版でどう翻訳されているか?という問題。

 

吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第1巻

禰豆子

お兄ちゃん

 

こちらを『鬼滅の刃』英語版でどう訳されたか?という問題

 

 

問題

(    )!
お兄ちゃん

※brotherは使いません

 

 

 

答え

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.1

正解

Tanjiro!
お兄ちゃん

 

炭治郎?

 

名前?

 

えええっ、それズルくない??

って思ったかもしれませんが、実は他の弟妹が「お兄ちゃん」と言うシーンも「Tanjiro」と名前の呼び捨てなんです・・・。

その理由を解説していきましょう。

 

解説

英語には「兄」「弟」「姉」「妹」を直接表す言葉がなく、

男兄弟を意味する「brother

女姉妹を意味する「sister

しかない、ということを聞いたことがある方がほとんどだと思います。

 

だからといって、呼び捨てになっちゃうの?

って感じですよね。

 

ヒドイ問題です(すみません)。

 

でも、「英語」の文化を学ぶためには避けて通れない道なのでご理解下さいませ。

 

英語圏での兄弟の呼び方

通常、英語圏では、上下関係なく名前で呼び合うのが普通です(兄弟ならなおさら)。

 

なぜならそもそも、英語圏の国は、日本や韓国、中国などのアジアの国のように儒教*の影響を受けていません。

参考

儒教(←中学の世界史のテストによく出るよ!)
中国の思想家・孔子(こうし)の弟子が、孔子の政治・道徳の教えをまとめたもの。
「年配の人を敬う」ことを大事にしなさい、という教えがあり、その影響が特に強いのが韓国。

ですから、日本やアジアの国のように、「兄弟の上下」ということはあまり意識しないんですね。

だからそういう呼び名がそもそも存在しない(使わないから)。

 

英語圏の文化では、きょうだいの呼び方に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と言うことはないのから、名前で呼ばせないと不自然なんですね。

 

それが「英語の常識」なんです。

 

ですから、英語ネイティブ向けに翻訳されると、先ほどのように「お兄ちゃん」と呼ぶところを、「Tanjiro!」に翻訳されているわけです。

 

この辺はもう、「文化の違い」としか言いようがありません。

 

 

ちなみにこの、英語の上下関係のない感じは、兄弟姉妹以外にも適用されます。

なんなら、「鱗滝さん」のことも、

・・・というように、まんま「Urokodaki!」と呼び捨てにしています

 

我々日本人からすると、「なんて失礼な・・・」という気もしますが、ようは、YouTuberでタレントの、フワちゃんみたいなものだと理解すると早いと思います。

ちなみにフワちゃんはアメリカで生活していた経験あり、タメ口なのにやたらフレンドリーに聞こえるのも、英語文化の特徴と言えます。

 

英語に「お兄ちゃん」という言葉はないのか?

英語には「兄弟」という意味の「brother」はあっても、「兄ちゃん」という英単語そのものは存在しません。

同じく「姉ちゃん」もそうです。

 

ただ、いくら英語の上下関係がないといっても、自分の「上のbrotherが…」という説明くらいはします。

 

ですから、そういった時は「brother」の前に形容詞を使って「兄」を表現します

ポイント

big brother=年上の男兄弟(口語的な表現。子どもっぽい)
elder brother=年上の男兄弟(やや硬い表現)
older brother=年が上の男兄弟(一般的な表現)
※姉の場合は「brother」を「sister」にするだけ

 

big」というのはご存知「大きい」という意味の形容詞ですが、「数の大きさ」にも使えます。

elder」というのは、「年上の」という形容詞で、書類とかに書くようなちょっとカタい表現です。イギリス英語で好まれます。

older」は形容詞「old(年を取る)」の比較級で(中2で習う)、「自分より上の」ということですね。

 

ちなみに、「兄ちゃん」とそのまま訳さないことが多い鬼滅英語版にも、「big brother」という表現はたまに出てきます。

こちらは最終選別で戦った鬼に吹っ飛ばされて気絶した炭治郎の意識の中で、弟・茂が「お兄ちゃん」と呼びかけたシーンですね。

 

英語では「Wake up, big brother!」となっています。

 

「Wake up!」は「起きて!」という定番表現ですので、それを追加して「起きて、お兄ちゃん」という意味の訳され方をしているわけです。

日本人の感覚だと、このシチュエーションで「お兄ちゃん」と呼ばれれば、それはイコール起きて、という意味としてとらえますよね?

 

ですが、英語では「Big brother!」と呼ぶこと自体不自然なので、「起きて!(Wake up)」という言葉を追加して、できる限り自然に「弟が起こしている」ということが伝わるようにしたんですね。

 

なお、他にも表現があるのに「big brother」が採用されたのは、原作で「兄ちゃん」という言い方をしているため、子どもっぽい表現の「big brother」にしたわけですね。

これが「兄さん」だったら、訳が変わっていたかもしれませんね。

 

おまけ

ちなみに、日本語では最近、「兄弟(きょうだい)」「姉妹(しまい)」の他に、「兄弟姉妹」の男女区別なく表すため「きょうだい」と読ませる動きも出てきました。

英語でも同様に、男女関係ない「きょうだい」のことを「sibling」とするようになっており、その辺は日本より浸透しているようです。

英単語

男兄弟=brother
女姉妹=sister
きょうだい=sibling(発音は下記)

例文:Do you have any siblings?(兄弟姉妹はいますか?)

なお、上記の例文にもあるように、複数の場合は最後に複数形の「s」をつけるのを忘れずに!

 

 

今日のまとめ

日本と英語圏の文化の違いから、「お兄ちゃん!」と呼ぶことはあまりないですよというお話でしたが、日本人には年上を名前で呼ぶ感覚はちょっと身につかないというか、怒られますよねぇ・・・。

でも、それが英語なんです。そういう「違いがある」感覚を理解しておくことは大事ですよ!

 

今日のテキスト

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