今日、新しい中学の英語のワークを見たら、
海外から見た日本の文化として『Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.1』が載ってましたよ!
勉強しよう、中学生!!
さて本日は、
先週『鬼滅の刃』英語版、
『Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba』の21巻が発売された関係で、
ついに、無一郎のあのセリフを取り上げます!
愈史郎と珠世さんの素敵なツーショットですね。
例文!
この、「僕は 幸せになる為に生まれてきたんだ」を
『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。
問題
I was born( )( )happy.
ヒント:「~するために」を表すあの表現と、「happy」の品詞に注目
答え
正解
I was born to be happy.
不定詞「to be」が正解でした!
解説
主語+動詞
主語は「I=僕は」、動詞は「~たんだ=was」でしたね。
「was」はbe動詞「am」の過去形ですね。
I=僕は
was=~たんだ
born=生まれる
で、「僕は生まれたんだ」になりますね。
英語は結論から言う言語なので、
ここが無一郎の言いたいことという判断ですね。
しかし、
これだけだと「何?」となってしまうので、
続きが必要なんです。
to be happy
その後ろに続くのは、前置詞の「to」ですが、その後は「be」でした。
「be」はbe動詞の原形ですね(だからbe動詞と言います)。
なんでこんなことが起こるかというと、
これが「to不定詞」だからですね。
先ほどまで紹介した、
I was born
=僕は生まれたんだ
だと、「で?」ってなりますよね。
詳しいこと何も言ってませんからね。
詳しく説明するために、メインの文の後付けでつけたのが、
to be happy
=幸せになるために
です。
英語は一つの文節に動詞を一つしか使えないというルールがあるため、
どうしても動詞で表現したい時に使う方法の一つが「to不定詞」だからですね。
そうすることで、後ろにつけた文で前の文で足りないものを補い、
I was born to be happy.
=僕は幸せになる為に生まれてきたんだ
となるワケです。
「to be」の理由
to不定詞の使い方は、詳しく解説している回をご覧いただくとして、
なぜ「to be happy」になったか?
というのが大事です。
普通、「to不定詞」は、
I fight to cut demon's head off.
=俺は鬼の首を斬り落とすために戦う
のように、一般動詞が続くのが多いです。
ただ今回は、
be動詞の原形になっていました。
それは後ろに続く後が、「happy」だからです。
何気なく使っている「happy」ですが、
これは「strong(強い)」「beautiful(美しい)」と同じく「形容詞」です。
形容詞を表す時に使う動詞は・・・そう、be動詞。
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参考「君は心が綺麗ですね」を英語で?【難易度★】be動詞と一般動詞の違い
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最初の
I was born
=僕は生まれたんだ
も、「born」が形容詞(正確にはbearの過去分詞)だから、be動詞を使っていたように、
「happy」が形容詞だから、be動詞を使ったわけです。
ただ、
先ほども言ったように文の動詞(この場合は「was」)が既にいるわけだから、
「am happy」とか、「was happy」とかにはならず、
原形の「be」になるわけです。
(「to不定詞」だから動詞は原形、でも正解です)
だから、
to be happy=幸せになる為に
という風になったんですね。
ちなみに、文法用語的には、
「~するために」だから「副詞的用法」です。
「to be happy」が修飾しているのは「was born(生まれた)」で、名詞じゃないからですね。
(名詞なら形容詞的用法です)
今日のまとめ
文自体はとてもシンプルでしたが、
「be動詞」「一般動詞」「形容詞」「to不定詞」というものをしっかり理解しておかないと解けない問題でしたね。
英語はひとつひとつの要素が、「正しく並ぶこと」で意味が出来上がっていくので、
「to不定詞」の後だし説明感をしっかりとおぼえておくのが大事です。
今日の言葉
I was born to be happy.