おはようございます!
昨日より寒いです! これからどんどん寒くなるので、皆さん体調管理にはお気をつけください!
さて、
まったく個人的な理由で始まった「伊之助ウィーク」、一応毎日更新が続いております。
今日のネタはこちら!
(寿司みたいだな)
謎の剣士として初登場した伊之助が
二刀流で相手の頸を水平に切り裂いて瞬殺した、
この、「獣の呼吸 参ノ牙・喰い裂(ざ)き」を
『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。
ちなみにこの前の「弐ノ牙」についてはこちら。
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それでは問題です、
問題
獣の呼吸 参ノ牙・喰い裂き
単語が難しいので、発音から正しいスペルを選んでください
①Debour
②Devour
③Debore
④Devore
なお、「参ノ牙」の部分が、
いつものように「Third Fang」じゃなくて「Fang Three」になっています。
なぜかはまた後半で!
答え
正解
獣の呼吸 参ノ牙・喰い裂き
②のスペル「Devour」が正解でした!
後ろの「-our」部分は、「our」とか「hour」「tour」と同じ発音です!
解説
それぞれの単語の意味をしっかり学びましょう。
今回の英単語
「喰い裂く」という言葉は日本語にもない言葉で、
もちろん英語一語でも書けないので、「喰う」という漢字のイメージから、「devour」を使ったのだと思われます。
英単語
[動詞]むさぼり食う、ガツガツ食べる
普通にガツガツ食べるよりもっと、とにかく食らいつく感じでガツガツ食うイメージですね。
伊之助が使うにはピッタリの言葉です。
それにしても、じゃぁ、「裂く」はどこへ行ったんでしょう??
「喰う+裂く」で
弐ノ型(肆ノ型)と同じく「'n'」を使ってもよさそうでしたが、
那田蜘蛛山編で使った二度目の時にも「Devour」のみと変わっていないので、
「牙=Fang」+「devour=むさぼり食う」で、
喰い裂くというイメージが湧くから良し、ということかもしれませんね。
この辺は、
壱ノ牙の所でお話ししましたが、「Fang」が捕食用の牙のイメージだからでしょうね。
「Third Form」じゃない!?
実はこの「参ノ牙」は、
他の呼吸と違って、なぜか「Third Fang」じゃなくて「Fang Three」なんですね。
初回だけの誤訳かと思いきや、
那田蜘蛛山編で父蜘蛛にくり出した2回目も「Fang Three」で翻訳されていました。
伊之助だけ「型=Form」じゃなくて「牙=Fang」になるから、
という理由ならいいんですが、
実は、「壱ノ=First、弐ノ=Second、参ノ=Third」となっていないことが、ごくまれにあるんですよね。
たとえばこちら、
壱ノ牙「穿ち抜き」を最初にくり出したときも、
英訳は「First Fang」ではなく、「Fang One」でした。
しかしその後、
もう一度、無限列車編の8巻で「壱ノ牙」が出てきた時は「First Fang」と直されて訳されていたんです。
なので、
壱ノ型の時には、再度出てきた方の「壱ノ牙=First Fang」を採用しました。
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だったら、今回の「参ノ牙」もそれに合わせてもよかったのですが、5巻までに出てきた2回のみで、両方とも「Fang Three」だったので、そのままにしてみました。
もちろん、
「Third Fang」という言い方が正解だと思いますけどね!
「Third」は前、「Three」は後?
ちなみに、
「Third Fang」と「Fang Three」でなぜ「Fang」の位置が違うかですが、
置く場所によって意味が変わるからですね。
この辺、とても英語らしい概念です。
「Fang=牙」という名詞ですが、
その前に「Third」を持ってこれば「第3の」という形容詞になります。
「参ノ~=第3番目の~」ですから問題ないですね。
これが、
前に「Three」を持ってこれば・・・そう、「3つの」という形容詞になります。
「3つの牙」じゃヘンですよね?
牙が3つあるわけじゃないですもんね。
これが逆に、「Fang」の後ろに、
「Third」を持ってこれば「3番目」という名詞になって、
「Fang Third=牙の3番目」で、牙そのものの順番になって、ヘンになっちゃいますね。
そこで、「Fang」の後ろに、
「Three」を持ってこれば「3」という数字そのものを表す名詞になって、
「Fang Three=牙の3」という、シンプルな表現になるのです。
まぁ、
他の呼吸との統一性はないからあれですけが、
「英語のルール(英語の呼吸)」を守れば、意味は通じる、ということですね。
今日のまとめ
「切り裂き」について書くことがあまりないため、「three」と「third」の違いがメインになった感がありますが、ただただ単語をおぼえるだけでなく、どこに配置するかで意味も変わってきてしまうという、英語ならではの特性を学ぶいい機会に…なりましたかね??
数の数え方については、また機会があったらじっくりやりたいと思います。
「Three」に言い換えた物を用意しました
例文
獣の呼吸 参ノ牙・喰い裂き