おはようございます!
今日も引き続き伊之助ウィークで、全集中・英語の呼吸で頑張りましょう!
今回のお題はこちら。
この、獣の呼吸で「2つだけ牙じゃなくて型」の内の1つ、
「獣の呼吸・漆(しち)ノ型 空間識覚」を
『鬼滅の刃』英語翻訳版でどう訳された?
という問題です。
ちなみに前回の「陸(ろく)ノ牙」はこちら、
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今回は、
「牙=Fang」じゃなくて「型=Form」になっていますので、その辺注意して問題です。
問題
獣の呼吸・漆ノ型 空間識覚
※spatial=空間の
ヒント:「aware=認識している」という形容詞を元にした名詞です
答え
正解
獣の呼吸・漆ノ型 空間識覚
「Awareness」が正解でした!
解説
それぞれの単語の意味をしっかり学ぶ前に、意味を考えましょう。
「空間識覚」とは?
実は、
「空間識覚」という言葉はありません。
そもそも、
「識覚」という言葉すらありません。
これは原作者・吾峠呼世晴先生の造語です。
が、「色覚」という言葉ならあります。
広辞苑 第七版
しきかく(色覚)
可視光線中の光の波長の差を色の差として弁別・識別する機能。色調・明度・彩度で表される。
平たくいえば、色に対して識別する感覚ですね。
「空間識覚」は
「色」ではなく「識」ですが、
これは、物ごとを平面ではなく立体でとらえることを表す、
「空間認識」という言葉から来ているのでしょう。
獣の呼吸・漆ノ型「空間識覚」は、
野生で育った(&母親からの遺伝)ため、「感覚」が強い伊之助が、
全集中の呼吸を使ってその「空間認識力」を最大限発揮させる「型」です。
つまり、
「空間認識力」+「感覚」=空間識覚
ということですね。
なお、
なぜ伊之助が「感覚」が鋭いかですが、
野生で育ったこと、
体の皮の感覚が強いこと、
遺伝的に感覚が鋭かったこと、
同期の五人は「五感」のいずれかが優れている設定
・・・があるからですね。
戦いの中にホンワカするシーンを入れてくるのが、鬼滅らしいです。
今回の英単語
今回の英単語はちょっと珍しいものが使われていましたね。
英単語
[形容詞]空間の、空間的な
日常的に「空間の」という言葉を使いませんから、あまりお目にかかることはない単語ですね。
Weblioによると、英検準1級レベルとのこと。
ただ、
語源は皆さんもよくご存知の単語で、
「space=空間、スペース、宇宙」という名詞ですね。
「space」に、
接尾辞「-al」をつけて形容詞化したものが、
「spatial」です。
なんで「t」になったかはわかりませんが…。
そしてもう一つの単語「awareness」も、
英単語
[名詞]気づくこと、意識、感覚
という意味ですね。
こちらは、
「aware=気づいている、認識している」
という形容詞に、
接尾辞「-ness」をつけて名詞化したものです。
有名なものでは、
「happy=幸せな」という形容詞を名詞化した「happiness=幸せ」がありますね。
この「接尾辞」について語るととても長くなりますので、
なぜそもそもこんな風になったかというと、それは英語の語順にあります。
品詞の語順は通常、
「形容詞⇒名詞」の順で、「形容詞な名詞」という訳になります。
ですから、
「空間識覚=空間的な感覚」と訳すために、
形容詞にしたspace⇒spatial
+
名詞にしたaware⇒awareness
つまり、
「spatial awareness=空間的な感覚」で、
「空間識覚」を表すことができるから、と言うことですね。
今日のまとめ
英単語、特に大学受験レベルの英単語の場合は、1つの単語を変化させたバリエーションがあるということをおぼえておくことで、細かい品詞云々より
「あ、awareが付いているから、『気づく』的な感じだね!」
「spatialは見たことないけど、なんとなくspaceに似てるし、後ろが-alで、nation⇒nationalみたい」
とまさに「感じる」ことができます。
これは「遺伝」ではなく、「経験」や「練習」で身について行くものなので、単語をただただ丸暗記するよりも「関連」を意識しながらおぼえていくのがオススメです!
今回はいずれも後ろにつける「接尾辞(接頭語)」でしたが、
前につける「接頭辞(接頭語)」もありますので、機会があれば調べてみてもいいと思いますよ!
例文
Beast Breathing Seventh Form: Spatial Awareness!!
獣の呼吸・漆ノ型 空間識覚