鬼滅の名言を英語で!

煉獄さんの「だが知らん!!」を英語で?【難易度?】教科書に載らないスラングを使ったワケ

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おはようございます!

煉獄さん人気、凄いですね。

1/15金の16時に予約開始された、公式「日輪刀(煉獄杏寿郎)」は即完売。
(転売目的の人も多かったと思うけど・・・)

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7月発送だっただけでも驚きだったのに、それが7月分がなくなったと。

いやはや。

(追加情報)

1/20 18時から8月発送分の予約開始だそうです!

 

どうしてもほしい人は待つか、代替品を探すしかなさそうですね。

公式はなぜか「鞘(さや)がない」という謎仕様なので、コスプレ目的なら鞘付きの方がいいかもです。
(もちろんボイスはありませんが)

 

前置きが長くなりましたが、本日の煉獄ワードはコチラ。

吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第7巻(集英社)

「炎の呼吸を火の呼吸と呼んではならない」(by胡蝶しのぶ)

と言ったという煉獄さんだから、「ヒノカミ神楽」と呼吸についての関係を知らないか?

と尋ねた炭治郎に、牛鍋弁当を食べ終えた煉獄さんが

煉獄杏寿郎

うむ!そういうことか!
だがしらん!
「ヒノカミ神楽」という言葉も初耳だ!
君の父がやっていた神楽が戦いに応用できたのは実にめでたいが、この話はこれでお終いだな!!

と、炭治郎の質問を速攻で終わらせたこのシーン。

 

これを、『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。

 

問題

Oh! So that's it, huh!
うむ!そういうことか!
※huh=だね

Well, I(   )!
だが知らん!

選択肢
①dunow
②dono

③dunno
④dontnow

「don't know(知らない)」を一語にまとめるネイティブ表現です!

 

答え

 

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.7

正解

Oh! So that's it, huh!
うむ!そういうことか!

Well, I dunno!
だが知らん!

And this is the first time I've heard of the Hinokami Kagura!
「ヒノカミ神楽」という言葉も初耳だ!
※the first time=初めて

But it's great that your father was able to apply the Kagura to fighting!
君の父がやっていた神楽が戦いに応用できたのは実にめでたいが
※apply=応用する

And that's enough of that topic!!
この話はこれでお終いだな!!
※enough of=もうたくさん、topic=話題・トピック

 

③の「dunno」が正解でした!

学校では絶対に教えてもらわない表現なので、初見の人も多いと思います!

 

 

解説

このシーンは全体で一つのセリフとも言えますし、

定型表現も見られるので、すべての文を見ていきますが、超長いです笑

(公開した今日は)日曜日だから大丈夫でしょう!!

 

Oh! So that's it, huh!
うむ!そういうことか!

「うむ」はもちろん英語にはありませんので、

よく使われる間投詞「Oh!」を当てられました。

「うむ」ってエラそうな言い方なので、「Oh」でそれが再現できているかは微妙な所ですが、

煉獄さんは「うむ」と言いつつも、

ある種の口グセであり、言い方はとても「軽い」ので、「Oh」にされちゃった感もあります。うむ。

 

So that's it

は、つなぎ表現の接続詞「so」を使って、

「つまり、それ(=that)はそういうこと(it)か」

という、「that=it」の関係の文になり、

文型で言うなら、英語の呼吸・弐ノ型(第2文型)ですね。

英語ネイティブの会話を終わらせるときに使う表現の一つですw。

 

「huh」は、

「だね?」とか「でしょ」「ふうん」とかなどのニュアンスを追加する間投詞で、

「huh!」のような形で終わる場合は、

興味がない感じを出す表現ですw。

 

Well, I dunno!
だが知らん!

「だが=But」じゃねーの?

という文だったり、

「dunno」ってなによ?

っていう表現がつまった、学校英語っぽくない文ですね。

 

「Well」という単語は、

Tanjiro can cook very well.
(炭治郎は料理がとても上手)

というように、

「上手に」「十分に」のほか「よい」というように使う副詞として有名ですが、

今回のように会話文の最初に持ってくる場合、「間投詞」として違う意味を持ちます。

 

昔英語を習った人は聞いたことないかもしれませんが、

最近の英語の教科書は、より「英会話」っぽい文になっている傾向があって、

文頭に置く間投詞としての「Well」を使った表現がたびたび出てきます。

「えっと」
「うーん」
「それでは」
「ところで」
「まぁ」

というような訳ですね。

実際には訳がハッキリ決まっておらず、

とりあえずなんか言いたいときに使う、会話のつなぎ表現です。

 

「Ah...」とかよりも印象いいですので

いろんなシチュエーションで使えますが、

それだけに訳が一定じゃないので日本人からすると困りものですね。

 

「だが=But」じゃない!?

しかも今回は

「だが知らん!」

と、通常「But=しかし、だが」が入りそうなところで「Well」が使われていました。

 

不思議な感じがしますが、

この辺、辞書にわかりやすく書いてありました。

ウィズダム英和辞典 第4版

wellは意見の伝え方に関する相手への配慮を示す. wellによって相手の期待に完全に応えられるわけではないという話し手の気持ちが示されるので, しぶしぶ相手に同意したり, 断言をためらったり, 言葉を探す場合に用いられる. また相手の反応をうかがいながら話題を転換・導入する際にも用いられる.

(一部抜粋。強調筆者)

このように、相手ありきの表現なんですね。

「Well」を使う所になんとなく「優しさ」を感じませんか?

 

かたや「But」。

たしかに、「しかし、だが」という訳ですが、

Zenitsu, you may like girls. But they hate you.
(善逸、君は女の子が好きかもしれない。だが、彼女たちは君を嫌っている)

というように、

強く否定的なニュアンスが漂い

相手への配慮は一切ない感じがしますよね?

 

だからおそらく翻訳者は、

煉獄さんは「だが」とバッサリ切ってはいるものの、

(後でおぼえていてくれていたように)言っていることは理解してくれていたので、

「But」じゃなく「Well」を訳語として採用した、というわけですね~深い!!

 

ただ、このへんは訳者の感覚による所もあると思うので、

違う人が訳したらまた違うんでしょうねぇ・・・。

 

ネイティブ表現「dunno」

今回のお題に出ていた「dunno」は、

先に述べたとおり、

「don't know(知らない)」を一語にまとめたネイティブ英会話表現です。

英単語

 

「don't know」

を読むとき、

われわれ日本人は単語読みして「ドン・ノウ」と発音しがちですが、

実際は「t」を発音せず、「アイドンノウ」と言いますね。

英単語

 

なので、「t」いらなくね?

となって、

特に会話(を文字にした物)や

文字数を少ないネットのチャットやSNSで

「dunno」

という表現が使われているようです。

 

「don't know」の省略なのに、

なぜ「dunno」というスペルになるかですが、

あくまでも「文字」じゃなく「発音」で考えているからですね。

 

上記の発音を聞き比べると、don't knowを速くするとdunnoに近くなるのがわかると思いますが、

発音的にはまったく同じじゃなく「ダノゥ」みたいな感じになって、

スラング感が出ています。

 

もちろん、

「don't」ですでに省略しているので、

さらに省略するのは文法的にNG(だと思う)ので、教科書に載ることはないでしょう

 

しかし今回は、

煉獄さんの「知らん!」という、

教科書には出ないスラング会話表現ですので、

「I don't know!(知らない)」とせずに

「I dunno!(知らん!)」と英訳した

いうわけですね。

 

And this is the first time I've heard of the Hinokami Kagura!
「ヒノカミ神楽」という言葉も初耳だ!

長い文ですが、

英語の呼吸・拾壱ノ型「スラッシュリーディング」

And / this is the first time / I've heard / of the Hinokami Kagura!

と、文をスパスパッと斬るとわかりやすいです。

 

And
=また

this is the first time
=これは最初の回だ

I've heard
=俺がこれまで聞いた(現在完了)

of the Hinokami Kagura
=ヒノカミ神楽の

つまり、

And / this is the first time / I've heard / of the Hinokami Kagura!
=またこれは俺がヒノカミ神楽を聞いた最初の回だ
⇒ヒノカミ神楽は初めて聞いた
(原作)ヒノカミ神楽という言葉も初耳だ

となるわけですね。

 

ちなみに、

this/that/it is the first time I've heard of ○○

で、

「○○って初めて聞いた(初耳だ)」

という定型表現ですので、この機会におぼえてしまってもよいですね。

定型表現

this/that/it is the first time I've heard of ○○
=○○って初めて聞いた(初耳だ)

〔例文〕This is the first time I've heard of the Hinokami Kagura!(ヒノカミ神楽という言葉も初耳だ!)

 

But it's great that your father was able to apply the Kagura to fighting!
君の父がやっていた神楽が戦いに応用できたのは実にめでたいが

これはちょっと謎

このまま訳すと、

But it's great that your father was able to apply the kagura to fighting!
君の父親が神楽を戦いに応用できたのは実にめでたいが)

となります。

 

文法そのものは、

「it's 形容詞 that節=それは~だ」
「be able toの過去形=できた(1回)」

のわかりやすい文ですが、これがなぜ、

煉獄杏寿郎

君の父がやっていた神楽が戦いに応用できたのは実にめでたいが

の訳になるのか不明でしたが、➡後追い記事で分析しました

 

And that's enough of that topic!!
この話はこれでお終いだな!!

これも、

「And」から始まる「That's」表現ですね。

 

つまり、

煉獄さんは会話を終わらせたいワケです。

 

今回は形容詞「enough=充分な」を使っていますが、

「enough of =もう十分、たくさんだ」という

会話を打ち切りたいときに使う表現になります。

英単語

enough of ○○
=○○はもう十分だ

〔例文〕I've had enough of watching people die in front of my eyes.(これ以上目の前で人が死ぬのを見るのはもうたくさんだ)

 

And=それで
that's=このことは
enough of=もう十分
that topic=この話題

だから、

And that's enough of that topic!!
=この話題はもう十分だ
(原作この話はこれでお終いだな!!)

 

となったと言えるでしょう。

 

 

今日のまとめ

今回はとても会話的な表現が多々ありましたが、この辺を文字で読むことも案外少ない物です。

この辺は、会話中心のマンガの英語ネイティブ翻訳だから、会話の「雰囲気」を損ねないように訳されていますので、その辺の細かい部分を把握しておくと、ネイティブ英語の映画なども楽しめるかもしれませんよ!!

 

今日の言葉

Oh! So that's it, huh!
うむ!そういうことか!

Well, I dunno!
だが知らん!

And this is the first time I've heard of the Hinokami Kagura!
「ヒノカミ神楽」という言葉も初耳だ!

But it's great that your father was able to apply the Kagura to fighting!
君の父がやっていた神楽が戦いに応用できたのは実にめでたいが

And that's enough of that topic!!
この話はこれでお終いだな!!

 

今日のテキスト

-鬼滅の名言を英語で!
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