鬼滅の名言を英語で!

「きっと君ならできますから」を英語で?【★★★】「that」のいろんな使い方

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おはようございます!

世間はお休みに入っていっているようですが、

ここは引き続き、全集中・英語の呼吸でやっていきます!

 

今日も、『鬼滅の刃』原作23巻の発売を記念した、

全国紙5紙の新聞全面広告がネット公開されているのに勝手にタイアップした企画、第9弾といきたかったですが、

第9弾の甘露寺さんのセリフの部分はまだ翻訳版が出ていないので、飛ばして第10弾です。

第1弾)(第2弾)(第3弾)(第4弾)(第5弾)(第7弾)(第8弾
*第6弾は訳が微妙なので飛ばしています
*第9弾はまだ翻訳された単行本がないため飛ばしています

 

今回は胡蝶しのぶさん。

蝶屋敷で炭治郎が全集中・常中を身につけようと一人で修行している時に、

胡蝶さんが炭治郎に話しかけてきたシーンです。

吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第6巻(集英社)

この最後のセリフ、「きっと君ならできますから」

『鬼滅の刃』英語翻訳版のネイティブ英語でどう訳された?という問題です。

 

問題

Also... I thought I could entrust you with my dream.
それから……君には私の夢を託そうと思って
※entrust=託す

Dream?
夢?

Yes. My dream of getting along with demons.
そう。鬼と仲良くする夢です
※get along with~=~と仲良くする

I'm(   )you can achieve that.
きっと君ならできますから
※achieve=やりとげる

選択肢
①thinking
②maybe

③sure
④certain

 

答え

 

Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.6

正解

Also... I thought I could entrust you with my dream.
それから……君には私の夢を託そうと思って

Dream?
夢?

Yes. My dream of getting along with demons.
そう。鬼と仲良くする夢です

I'm sure you can achieve that.
きっと君ならできますから

 

③の「sure」が正解でした!

 

①の「thinking」だと「考えている」、

②の「maybe(たぶん)」は副詞なので、be動詞の対象にならない、

④の「certain」は文法的にはあっていますが、ニュアンスが異なります!

 

 

解説

今回はそれぞれ関連性があるので、長くなりますが一つずつ解説していきます。

Also... I thought I could entrust you with my dream.
それから……君には私の夢を託そうと思って

「~もまた」という意味で使われることが多い「also」ですが、

「そのうえ」「同様に」という意味で使うこともあります。

英単語

also
[副詞]~もまた、その上、同様に、
[接続詞]そしてまた、それに、それと

 

「それから」というと、

「then」を思い浮かべる人もいると思いますが、

「then」時間的に後のことを指し、

「also」情報を後で追加で加えるときに使う、

という違いがあります。

 

このシーンは、

炭治郎の

「どうして俺たちをここへ連れて来てくれたんですか?」

の問いに対して、

「禰豆子さんの存在は公認となりましたし、君たちは怪我も酷(ひど)かったですしね」

という会話の後の、追加情報(胡蝶さんの本音)として話しているので、

「then」でなく「also」が使われています。

特に会話文ではよく使われる表現です。

 

省略される「that」

その後の文は、

主語+動詞が「I thought」から始まり、

後にも「I could entrust」と主語+動詞が来ている、

I thought I could entrust you with my dream.

となっていますが、

I thought (that) I could entrust you with my dream.

という形で、

I thought=私は考えていた
I could entrust you with my dream.=君に私の夢を託すことができた

という二つの文をつなぐ、

「that」が省略されている典型的な表現ですね(いわゆる「that節」)。

 

いちいち後ろから戻ることなく、

前から理解するのが英語の呼吸(感覚)ですので、

すばやく「省略されているthat」を見つけ出すことが速読のコツです。

 

My dream of getting along with demons.
鬼と仲良くする夢です

動詞「get」の「~ing」型である、

「getting」が入っていますが、これは動詞ではなく「動名詞」になっています。

理由は、前に前置詞の「of」が来ているからですね。

前置詞の後は「名詞」が来るので、後ろの「getting」は名詞になるワケです。

 

そうなるとこの文には「(述語)動詞」がない形になりますね。

 

英語の文は、

基本的に「主語+(述語)動詞」からなる、と口酸っぱく言っておりますが、

この文は主語+動詞の形を取らない文なんです。

 

そんなことがありえるのかと思うかもしれませんが、

我々日本人でも、

「あれ何?」
「図書館だよ」

みたいな言い方をするのと同じですね。

 

今回の胡蝶さんのセリフのように、

「夢?」という炭治郎の問いに対しての、

「夢」だけについて語ったセリフだから、動詞はいらないんですね。

会話の流れではとくに、そういったことが起こります。

 

なお、

「get along with~」は、

「~と仲良くやる、うまくやる」という定型表現で、

よくテストにも出てきますね。

 

友だちになるというよりは、

along~=~にそって
with=~と一緒に

という言葉を使っていますので、

「友だちになる」というよりも、「うまく付き合っていく」という感覚ですね。

 

英単語

get along with~
~とうまくやる、仲良くする

 

逆に言うと、

しのぶさんは「うまく付き合っていくこと」も難しいくらい、鬼のことを憎んでいる、ということになります。

それが、

珠世や愈史郎に向けた「憎悪の感情」に繋がっていくわけですね。

吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第19巻(集英社)

※実はこの「共同研究」は、叶うはずがないと思った「鬼と仲良くする」夢の実現でもあります

 

I'm sure you can achieve that.
きっと君ならできますから

やっと本題です。

この文も、最初の文と同じく、主語+動詞が2つある文です。

つまり、

I'm sure / you can achieve that.

スラッシュリーディングでき、

I'm sure=きっと
you can achieve that.=君ならそれが成し遂げられる

と分けられて、その二文を繋ぐのが、最初の文と同じ「that」になる、つまり「that」節です。

 

つまり、

I'm sure (that) you can achieve that.

というのがそもそもの文なんですね。

 

「きっと」の訳し方

「sure」というのは、

文頭などで、「確かに」という意味で使う方がなじみがある言葉ですが、

その場合は「副詞」で、

実は「形容詞」にもなる単語です。

 

英単語

sure
[形容詞]~を確信している、本気で~と思う

 

今回の場合、

形容詞はbe動詞の後につなぐターゲットになりますので、

I'm sure that節
=私は~を確信している⇒きっと~だ

という形の文が成り立ち、この表現は「きっと」という訳にもなります。

 

ただ、

「きっと」の訳は他にも、

同じ「確信している」という意味がある形容詞「certain」を使った、

I'm certain that節
=私は~を確信している⇒きっと~だ

という表現があります。

 

ただ、「certain」にならなかった理由が、

「sure」と「certain」の違い

sure=主観的な「確信している」
〔例文〕I'm sure that you can achieve that.
=(私の感覚では)きっと君ならできますから

certain=客観的な「確信している」
〔例文〕I'm certain that you can achieve that.
=(状況を考えて現実的に)きっと君ならできますから

という違いがあるからです。

 

今回は胡蝶さんが、

君は自分の姉のようなやさしい人だからと、あくまでも主観的に考えたから、

「きっと=I'm sure」

となったわけですね。

 

これが、

柱全員が「炭治郎なら鬼と仲良くできる!」と認めているようであれば

「きっと=I'm certain」

と訳されたでしょうね。

もちろんそんなことは状況的にあり得なかったですが。

 

「you can "do" it」じゃなかった理由

ちなみに、

後ろに来るthat節内の「achieve」は、

「やり遂げる」という意味の動詞ですね。

英単語

achieve
[動詞]やり遂げる、達成する、獲得する、もたらす

 

なので、

you can achieve that
=君はそれを成し遂げられる=君ならできます

という意味になります。

 

通常、

「君ならできる」を英語にする場合は、

you can do it

を使いますが、

しのぶさんが炭治郎に言っているのは、「鬼と仲良くする」という、

姉の意志を継ぐべきはずの自分にはできなかったことなわけですよね?

 

だから、

やればできるというレベルではなくて、

私は出来なかったけど、君なら出来ると思えるという意味で、

重い言葉である「やり遂げる=achieve」が使われているわけですね。

 

なお、

なんで「it」じゃなくて「that」なのかですが、

この前の文、

鬼と仲良くする夢=My dream of getting along with demons.

という文全体を指すので「that」なんですね。

 

これが、

「my dream」だけだったり、
「getting along with demons」だけだったり、

特定する場合は「it」になります。

胡蝶さんは炭治郎に、「鬼と仲良くする夢全部」を託しているので、「that」と訳されたわけですね。

 

 

今日のまとめ

とっても長くなってしまいましたが、文全体の流れを受けてのセリフだからこその訳、というわけでした。

それぞれは基本的な文法なので、細かい単語の意味合いやニュアンスを、この機会におさらいしておいてくださいね!

 

今日の言葉

Also... I thought I could entrust you with my dream.
それから……君には私の夢を託そうと思って

Dream?
夢?

Yes. My dream of getting along with demons.
そう。鬼と仲良くする夢です

I'm sure you can achieve that.
きっと君ならできますから

 

今日のテキスト

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